ドイツワイン

ヨハニスベルガ―1976 S

今回は、退院後初めて購入したドイツワインですが、

ちょっと気になる1本です。

「シュロス・ヨハニスベルガ― 1976 スペートレーゼ」です。

何が木になって購入したかというと、

1970年代のヨハニスベルガ―には、①今回のような「ヨハニスベルク城景」エチケット(これはゼーンライン社を通じて販売されたモノとか)、②このエチケットにもありますメッテルニヒ家の紋章を大きく描いたもの、③侯爵の肖像を描いたもの(ゼクト専用?)と複数あるのですが、1976のスペートレーゼで、城景エチケットは初めて見ました。

もうひとつはカプセルです。ヨハニスは等級によってカプセルの色(近年はラインの色)を分けており、当時のスペートレーゼは、グリーンラックで、緑のカプセルのみとおもっていました。

それが白いカプセル、おまけにゴールドライン入りで、シュロス・フォルラーツのようです。フォルラーツは、過去にアウスレーゼに白いカプセル、うち特別出来の良いものにゴールドラインを入れていたことを確認しています。

どういう経緯や理由があって、このカプセルになったのかわかりませんが、何か特別なワインの匂がぷんぷんです。

1976


1976_2


1976_3

輸入は、当時最高のドイツワインを多数日本に紹介していた、今は亡き「シュミット」です。

我が家まで、旅をしてきたばかりなので、じっくり休ませて、抜栓してみようと思います。

その時は改めて、紹介させていただきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドイツ古酒:謎の青いシール

古いドイツワインを一生懸命集めているのですが、うち2本に謎のシールが貼られており、小生を悩ませています。

一本は、以前紹介した「州営醸造所エアバッハー・マルコブルン1920TBA」です。

Sany2870

Sany2873


もう一本も以前紹介した「ジンメルン男爵家Eltviller・Freienborn1904エーデルベーレンアウスレーゼ」です。

Sany3596

Sany3600

Sany3603

Sany3606

青いシールには文字が刻まれています。

Kornigreich = 王国

Preussen  = プロイセン

Stadt    = 村

Eltville   = エルトヴィレ

「プロイセン王国」は、ウィキペディアによると、「1918年11月9日にに第9代プロイセン国王兼第3代ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が退位するまで続いた。」とあります。

プロイセン王国のコレクションを示すシールかと思ったのですが、1920年のワインは理屈がつかないような気がします。

古すぎて情報がありません。

どなたかご存知でしたら教えてくださいませ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

州営醸造所の古いラベル(1920マルコブルンTBA)

新しいワインにさほど興味はないのですが、知らぬ間にヘッセン州営醸造所(全部かは未確認。エルトヴィレは間違いなし。)のラベルから鷲のマークが消えてしまいましたね。

鷲のいないシュタインベルガーなんて考えられない!

様々な大人の事情があったのでしょうが、ドイツワインファンとしては寂しい限りです。

今回は馴染みのラベル以前の古いラベルを紹介します。

Sany2861


Sany2871

「エアバッハー・マルコブルン1920トロッケンベーレンアウスレーゼ、キャビネットワイン」です。

かっちょいいでしょ!

Sany2860

これも謎の蝋キャップです。(手前の赤です。)

この頃から州営だったののでしょうか、それとも、あまたの書物にあるような「国立」だったのしょうか?

それにしても、いつ飲むのかな~。勇気いるな~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マルコブルンナー

前回旧ワイン法時代のワインの記事、最後と書きましたが、まだ(表示)がありました。

現在ドイツでは、畑名を名乗る場合は、畑名の前に村名を記述しなければなりません。(ブルゴーニュの一級ワインと似ていますね。)

「ハッテンハイマー・ヌスブルンネン」=ハッテンハイム村の「ヌスブルン(胡桃の泉)畑」

例外的に畑のみを名乗ることができるのが「オルツタイルラーゲ」と呼ばれる特に優れた畑です。

ラインガウの「シュタインベルガー」、「シュロス・ヨハニスベルガー」、「シュロス・フォルラーツ」、モーゼル(ザール)の「シャルツホフベルガー」などです。

ラインガウでは、小生が飲んだ経験から、シュタインベルガーに勝ると考えているのが、「エアバッハー・マルコブルン=エアバッハ村の『境界の泉又はマルコの泉(文献諸説あり)』」です。

1992年のサントリーのワインカタログの情報によれば、マルコブルンの面積は5.2ha。主要な持ち主は、州営醸造所(1.7ha)、シュロス・ラインハルツハウゼン(不明)、シュロス・シェーンボーン(不明)、ジンメルン男爵家(1.6ha)となっています。

かつては、前述の4醸造所のうち、2醸造所が一時期、村名を省略して『マルコブルンナー(Marcobrunner)』と名乗っていたことは御存知ですか?

P1040686

シェーンボーンの1969アウスレーゼです。

Sany3626

Sany3622

Sany3599
ジンメルン男爵家の1947エーデルベーレンアウスレーゼです。

今はこれらの醸造所もきちんと法にのっとった表示をしていますが、「マルコブルンナー」がオルツタイルラーゲになっても当然だと考えています。

いかがですか?

| | コメント (1) | トラックバック (0)

Naturrein(ナトューアライン)

旧ドイツワイン法では記載の許されていた文言シリーズですが、最後は「Naturrein(ナトューアライン)」です。

手元の辞書では、次のとおりあります。

「Natur」=自然、天然、ありのまま

「Rein」 =純粋な、混じりけのない

当時は、作柄の悪い年には、補糖などが普通に行われていたようですが、そうした「添加物のない」ワインを表していたようです。

ちなみに今は、称号付きQmpワインには補糖は許されていません。

P1010578
州営醸造所のラウエンターラー・ゲールン1960ナトューアライン

Sany3565
ツルティンガー・ヒンメルライヒ1960ナトューアライン

この表示以外にもこんなのがあります。

「Natur」=画像が見つかりませんでした。

また、古賀守先生の著書には、「Naturwein」という表示があったと書かれていました。(小生の在庫には見当たりませんでした。)

※ これら「表示がない」≠「補糖あり」ですのでご注意を。

この言葉は、当時の「誇り」なのだと思われます。

貴重なドイツワインをたくさんお飲みになられ紹介してくださるブロガーさんがいらっしゃいます。

「Schloss Naturrein」さんです。
      ↓
http://naturrein.exblog.jp/


かっこいい名前だなぁ~。羨ましい。

ドイツワインに対する愛情がひしひしと伝わってきます。

是非、拝見させていただいてくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

誕生日:1962

昨日、4月20日は小生の誕生日でありました。

この歳になっても「惑ってばかり」であります。

物欲、食欲まみれであり、自分の生まれたヴィンテージのワインも好んで集めておりますので、毎年、この時期に紹介していきたいと思います。

今年は、ドイツワインといいながらも、ちょっと変化球。

ヘッセン州営醸造所:ラインガウの「アスマンズホイザー・ヘレンベルグ シュペートブルグンダー1962カビネットワイン」であります。

Sany2897

Sany2898

ラインガウでも、この地は古くからシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が栽培されていたようですが、実は一度だけ1980年代の同ワインを試したことがあります。

ブルゴーニュのピノ・ノワールに比して凝縮感やエレガントさで「劣っている」というのが、正直な感想でした。

しかし、54年前のワインがどのようなつくりであったのか興味は尽きませんし、「Cabint」の表示もありますし、おまけに樽ナンバー(Fas №)の記載もあります。

当時はブルゴーニュへの思いも、今ほど強いものではありませんでした。

こうなると、改めて試さずにはいられないと購入したしだいです。

たしか2本あるはずです。

抜栓した際には、改めて報告させていただきますね。

今年はこのくらいでご勘弁を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

モーゼル1975アウスレーゼ・アイスヴァイン

クロシェットさんのケーキと一緒に楽しんだのは、このワインです。

Bernkastrler Badstube 1975 Auslese-Eiswein-Riesling

ベルンカステラー・バードステューベ1975リースリング アウスレーゼ・アイスヴァイン

P1040841

P1040840

P1040842

程よい黄金色。立ち上る熟成香。

有り余るほどの酸。十分な甘み。

これぞモーゼル、真骨頂であります。

1976が余りにも偉大だったので陰に隠れてしまった黄金のヴィンテージ。

1976が余りにも短命に光輝いていた時、1975はじっと熟成の時を待っていました。

あと10年位は平気で持つと思われます。

実はこのワイン、ドイツからnの旅の途中、迷子なってしまったようで、我が家にやってくるまで1か月半もかかってしまいました。

航空便なら10日程度で来ることもあるので、船旅を楽しんでいたのかもしれません。

状態は諦めていたこともあって、感激ひとしおでありました。

モーゼルの酸は最高であります!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

旧法のアイスヴァインの考察

この度、小生の「アイスヴァインがややこしい!」の記事にコメントをいただきました。

katabami様からです。

『アイスヴァイン-シュペートレーゼは「氷結した葡萄を絞ったけどシュペートレーゼの糖分しか得られなかった」ということではなく、凍結する前にシュペートレーゼに相当する糖度に達していたぶどうを使ったアイスヴァインと考えればいいのではないでしょうか?』

といった内容です。

なるほど、うむうむ。。。

小生も記憶だよりに記事を書いている部分も多々あり、揺るぎない根拠を持ち合わせているわけではありませんので、うれしい御指摘でありました。

小生がこう書いたのは、

① 実際に飲んだ限りでは、シュペートレーゼ程度の残糖分しか感じなかったこと。これでは葡萄を凍らせた意味を感じられません。

② 等級の区分は、発酵させる果汁の糖度によるからこそ意味・意義があるのであり、凍らせてどの程度糖度が上がったのかまるでわからないこと。

新しいお題をいただきましたので、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

嬉しいですね。

「新しい知識をえるためには、自ら情報を発信し続けなければならない」ということが、ブログを始めたきっかけです。

他の解釈もあるのかもしれません。

皆様の意見をお待ちしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

モーゼル1964ファインステ・アウスレーゼ

正月の2日、久しぶりに友人YとOが小生の実家にきましたので、ドイツ古酒を開けました。

Avelsbacher Altenberg 1964er Feinste Auslese Mosel-Saar-Ruwer

P1040648

P1040650

P1040646
液面はかなり低め、色調もボトル越しには濃い目に見えますので、早めに開けた方がいいだろうとの判断です。

P1040651
コルクはやはり全てを引き抜くことができませんでしたので、潔くボトルに落としました。

実家には専用の漉し器を持って行かなかったので、じたばたせずサッとグラスに注ぎました。

浮いているのはコルク片です。

色調は思ったより健全で、香りにもモーゼル独特の熟成香以外にネガティブな要素は感じず、口に含むと直様に「生きている」ことを感じることができました。

Feinsteとありましたので、ベーレンに近い甘さがあるものと予想していましたが、舌に感じる糖度は古酒の並のアウスレーゼクラスでした。

しかし、何とも言えない上品さ・エレガントを感じました。

これも、モーゼルならではの優美な「酸」があるからで、小生の持論である「ドイツワイン、特にモーゼルは独自の酸を楽しむワインである」ことを見事に体現してくれていました。

ワインとしての峠・絶頂期は過ぎてしまってはいるものの、まるで上手に歳を重ねた美しい婦人のようなワインでした。

今年は良い一年になるかと期待出来る素晴らしい経験ができました。

ドイツワインは止められない!

※ 近所のスーパーのバーゲンセールで購入したシャンパーニュも軽妙ながら素晴らしいバランスでした。

 やっぱりスタートはシャンパーニュですね。2番手の白が難しいんですけど(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ティレル1959TBA

皆様、明けましておめでとうございます。

恒例となりました元旦のシュピッツェン・ヴァイン(頂上のワイン)の紹介です。

カルトホイザーホーフ醸造所(ティレル)の「アイテルスバッヒャー・カルトホイザーホーベルク1959TBA」です。

P1010185

P1010186

P1010188

P1010189

P1010190

通常この時代なら、統合される前の5つの畑名のどれかが記載がされているのですが、このワインにはありません。

代わりに「Wachs tum」(手元の辞書:「葡萄酒」)と記載がありますが、正確な意味はわかりませんでした。

少なくても、単一の畑ではなかったと思われます。

P1010192

色調はちょっと怪しげに、結構な濃い目。濁りはなし。

1959年というヴィンテージ、TBAという称号からすれば、妥当な色合いなのかもしれません。

以前飲んだ1971年モーゼルのBAもこのくらいの色調でしたが、まったく問題ありませんでしたので、大丈夫だと信じています。

小生が1959年にこだわるのは、ここで辣腕を振るったケラーマイスターのルードビィヒ・ブライリング氏が、1959年のワイン畑を「こんな素晴らしい光景は、後にも先にも1959年だけだった。」と語っていたからです。ちなみに氏はこの年にはまだこの醸造所で働いていません。(岩本順子氏著『ドイツワイン 偉大なる作り手たちの肖像』より引用)

いつ開たらいいのかな~。

貴腐独特なマデリゼで別の世界にいかない限り、もう今以上に良くなる可能性はないとわかっているのですが、度胸がない!

とにかく出会え、我が家にやってきただけでも「目出度い」一本でありました。

2014年の正月から、公(仕事)・私(体調)ともに、最悪な2年間でした。

今年こそはよい年でありますように♪

※ 2度ある(2年間)あることは3度(3年目)あるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧