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バカラ『ローハン』シャンパンフルート

今回は、10年ほど前に入手したのですが以降ショップやネットでも見かけたことのない珍しい(?)グラスを紹介します。

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まずお断りしなければならないのは、『ローハン』と書いたことです。

この蔦模様といいますか、アラベスク模様といいますか、エッチィングのシリーズを、バカラ愛好家はまとめて『ローハン』と呼んでいます。

バカラを代表するデザインなので、樽型のリキュールやタンブラー、デキャンタ、ワイングラス・シャンパンクープ(ショートステム・ロングステム)などなど、150年以上にわたって実に多くのバリエーションが作られたようです。

ベースのグラスのデザインによってローハン以外の名も見受けられるので、このグラスも別の名前が付いているかもしれません。

「150年以上にわたって」と書きましたが、この意匠は1855年パリ万博で名誉大賞を獲っており、現在に至るまで、当時の模様を刻む機械を今も使っていると資料映像を見たことがあります。(ちょっと情報が古いかも。。。)

模様自体はまったく同じかもしれませんが、作成年代によってエッチィング(酸化腐食)による線の溝の深さが異なるのが、コレクターの心をくすぐります。

古いものは溝が深く、現代のものは浅いのです。

これはボウルに溝をつける=強度は落ちる=消費者の安全性を重視しなければならない、という大人の事情もあるのではないかと想像しています。

現実に目を向ければ、アンティーク・ファンは間違いなく溝の深い古いグラスに趣を見い出しているようで、小生もその一人であります。

初めに戻って、このシャンパンフルートは溝の深い作品です。

頑張って2脚入手できで良かったと、改めて感激したのであります。

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