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ブログ名が「アウスレーゼ」の訳

携帯電話も持たず、普段の生態もよくわからない小生が、特に病気を患ってから、ブログ更新が元気である「証」であると、友人Oが更新を怠る小生を責めてきます。

ブログのネタが切れてきましたので、いつかは書かなければ、と思っていたことを書きます。

ドイツワインに関するちょっとディープなネタです。

まずは、そもそも、何故小生のブログ名が「アウスレーゼ」なのか、から始めますかね。

ドイツワイン好きの方には、当たり前のことなので、読み流してください。

どの国でも、ワインの品質や生産量は、よく「ピラミッド」に例えられます。

(この例えは、アンティーク・ワイングラスや絵画など、全てに当てはまると思います。)

一番下層が「テーブルワイン」で、気軽に飲めるが品質的にはそれなりで、生産量は多いです。

中層が「原産地呼称上級品質ワイン(Q.b.a)」、最上層が「原産地呼称『等級』付き品質ワイン(Q.m.p)」です。

最上層の『等級』は、モスト(搾汁された果汁)の糖分によって

Kabinett(カビネット)=(略)K

Spatlese(シュペートレーゼ)=S

Auslese(アウスレーゼ)=A

Beerenausulese(ベーレン 〃)=BA

Trockenbeerenausulese(トロッケン 〃)=TBA

そして特殊な収穫方法が規定された

Eiswein(アイスヴァイン)=E

となります。

上から順にモストの糖度が上がります。アイスヴァインはベーレンと同じ糖度ですので、一般的にはTBAが最上とされます。

ちなみにTBAの「Trocken」に「乾いた」という意味があることからTBAを「貴腐ワイン」と称している書物が多いのですが、アイスヴァインのような収穫されるブドウの規定はないので、「貴腐ブドウ」を用いる必要はないそうで、現に2003年のラインガウ:プリンツのように「超過熟ブドウ」からTBAを作った蔵もあります。

上位に行くほど、生産量は低くなります。

品質を厳格に管理している蔵では、かつては、リースリング・アウスレーゼも良い年にか作られませんでした。

ラインガウの雄であるシュロス・ヨハニスベルガーは1989年にアウスレーゼを収穫したのですが、実は1976年以来だったそうです。

今は、栽培・醸造技術の進歩や地球温暖化の影響などで、アウスレーゼは毎年のように作られ、ラインガウトップと目されるロバート・ヴァイルのように10年以上続けてEもTBAも作った蔵もありますが、やっぱり「シュピッツェン・ヴァイン(頂上のワイン)」は貴重であり、非常に高価で特別なワインなのです。

甘いワイン好きといっても、酸味とのバランスが最も重要であり、かつ、価格の面でもフランスの辛口白ワインと比べても納得できる等級が「アウスレーゼ」であると考えてあり、大好きな等級であります。

Sは甘味が足りない、BAは高価すぎる!

何より、短くて響きも良い!(資生堂の化粧品の影響か?)

ということで、小生は「アウスレーゼ」となって、ブログを始めたわけであります。

まあ、BAもTBAも「Auslese」の単語の前に形容詞をくっつけただけだしね。

ということで、次回からは、1971年ワイン法大改正以前のワインを中心に紹介していきたいな~って思っております。

あんまり期待はしないでくださいね。。。

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