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2014年9月

「おおた慶文」氏:水彩(その2)

油彩、木版と続きましたので、今回は水彩画を紹介します。

今年の4月の本ブログで、「おおた慶文様、ご本人から直接、絵をお譲りいただいた」と、1枚の絵を紹介しましたが、実は2枚お譲りいただいておりましたので、残る1枚を今回紹介させていただきます。

※ 画像をクリックしてください。もう少し大きく見ることができます。

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作品名は「清流」、1999年の作、色材はアクリル・水彩、絵のサイズは、39.0cm×31.5cmです。

この少女は、実に「凛」としています。この絵の美しさは、彼女に流れる「清らさか」なのでしょうか。

何も言うことはありません。

素敵です。。。

今回も、おおた様ご本人に、快く、ブログ掲載を了解いただき、画像データも提供いただきました。

改めて、御礼申し上げます。

「おおた慶文ホームページ・ギャラリー」

http://keibun.info/

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「岩田専太郎」:木版画

少女の油彩画が続きましたので、今回は、「艶っぽい女性」の木版画を紹介します。

絵を描いたのは、「岩田専太郎(いわた せんたろう)」氏です。

氏は(1901-1974)、一般的な画家というよりは、小説の挿絵や書籍・雑誌の表紙で有名であります。

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額の裏面に張られている紙です。「三撰」とありますので、3枚セットだったのではないかと思われます。

お譲りいただいた方によれば、『女ごころ』「はじらい」というのが、この作品の名前のようです。

美しい女性ですね。一目で「岩田専太郎」氏の絵であることがわかります。

裏面から見ても、「木版画」であることは間違いないようですが、お化粧のグラデーションも見事に再現されています。

日本の木版画の技術は素晴らしい!

いや、「素晴らしかった」といわれないように、皆がきちんと、彫り氏さんや摺り氏さんまで、評価するようにしたいですね。

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「藤井 勉」氏:『剣』(油彩)

8月8日の弾丸美術館ツアーで上京した際に、以前オークションでお世話になった銀座のギャラリーさんに挨拶がてら、お邪魔してきました。

初対面の客にもかかわらず、大変良くしてくださり、色々なことを教えていただきました。

また、様々な作品を惜しげもなく見せてくださったのですが、その中に小生の心にグサッと刺さった作品がありました。

以前『朝』という薔薇の花を描いた作品を紹介しました「藤井勉」氏の初期の頃の作品です。

小生にとっては、相当高額でしたので、数日悩みましたが、実物を自分の目で見て、その感動が忘れられなかったので、自分の心に正直になり、購入を決めさせていただきました。

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1977年の制作と思われる『剣』と名づけられた10号の作品です。

銀座の画廊でも有名な「日動画廊」さんが、昭和40年(1965年)に始めた若手作家のための公募展である「昭和会展」という展覧会があるのですが、この第13回展(昭和53年=1977年)に出品され、「優秀賞」を受賞した作品のようです。

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藤井氏は、1948年生まれですので、30歳前の作品ということになります。

この作品での受賞が藤井氏の実力を世に知らしめ、藤井氏にとっても、絵を描く自身の環境を変えた、ある意味、藤井氏のターニングポイントになった作品とも言えそうです。

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※ 画集にも掲載されているようです。

写真ではなかなかお伝えできないのですが、丁寧な何重もの下地、気品ある少女と構図、洋服の生地やドレープ感、そして仕上げにわざと、表面に傷をつけている(爪を使っているとか)のですが、この仕上げが、この絵を音声の無い時代のモノクロームの映画の一場面のように見せています!

藤井氏の描く作品の「少女・女性」≒愛娘さん、なので、お嬢様以外の少女がモデルになっていると思われるところも気に入っています。

唯一、気になったのが、「額」でした。

つや消しの一番安いタイプの額らしいのですが、この絵の額としてはちょっと寂しい気がします。

しかし、ギャラリーの御主人と意見が一致したのは、この額が、藤井氏御本人が選んだ額ではないか、また、受賞前に作成した作品なので、額に資金をかける余裕がなかったのではないかということです。

ギャラリーの御主人が気を利かせくださり、金塗りの豪華な額に入れ替えてくれましたが、どうも、しっくりきません。もしかしたら、藤井氏が、あえてこの額を選んだのかもしれません。

結局、オリジナルの額をお願いしたのですが、いつか藤井氏、ご本人にお会いして、真相を確認し、自ら新しい額を選んでいただきたいという、大きな夢ができました。

今回の一番の収穫は、もちろん「絵」ですが、加えて、この絵や同じ写実の絵を多数拝見することによって、小生が求める写実の方向性にわずかばかりですが光が指したことです。

そしてもうひとつは、素晴らしいギャラリーと出会えたことです。

同日、ある著名な「○○画廊さん」を訪れたのですが、自分の娘といってもおかしくないくらいの若い女性店員さんに鼻であしらわれて何の収穫もなく終わってしまいました。この上から目線のプライドの高さが「銀座の画廊」なんですね。

絵画収集の以前は熱心にガラス、特にアンティーク・グラスを集め、あちこち、二次元(ネット)、三次元(実店舗)を歩きましたが、最後は「出会い」に尽きる、と感じています。

「人と人との出会い」、そして「人の作品との出会い」ですね。

でも、自らの知識を充実させ、審美眼を磨き、自ら足を使って初めて「出会い」の確率を高くすることが出来るんだろうなと痛感しています。

これからも、ネットでの購入は続けますが、できればネットは情報の収集に利用し(情報量が大きすぎて「正しい情報の選別」がこれまた難しいのですが。)、積極的に「出会い」を求めて、外に出て行こうと、気合が入っています。

道は始まったばかりです。小生、ファイト!!!

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「木原和敏」氏:油彩(その2)

前回紹介しました木原和敏氏の12号の作品が大きかったな、と思っていた矢先に、タイミング良く(?)小作品に出会うことができ、我が家に2つ目の作品がやってきました。

『かなた』と題された3号の油彩画です。(裏面に1993年の文字あり。)

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こちらは、木原氏の作品でたびたびモデルをなされた女性だと思われます。

大きさは3号ですが、額が立派なので、これも意外と大きいのです。

とにかく、「リアル」を追求することが「写実主義」と思われる傾向にあるようですが、これが逆に作家さんの個性を薄めていくような気がしてなりません。

しかしながら、木原氏の(この当時の作品)は、前作同様、まさに、一目で「木原作品」とわかる、素敵な作品です。

「写実主義」も、実に奥深いと感服してしまいました。

…続きますように。。。

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「木原和敏」氏:油彩(その1)

日中は、まだ暑さを感じますが、朝夕はすっかり涼しくなり、「秋」らしくなってきましたね。

「食欲」はもちろんですが、「芸術」の秋ですので、春以降に我が家にやってきた素敵な絵画を、ぼちぼちと紹介させていただきます。

今回は、「木原和敏(きはら かずとし)」氏の『装い』と題された12号サイズの油彩画です。

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木原氏は、1958年広島市生まれ、今も精力的に創作活動を続けていらっしゃるようです。

この作品の制作年ははっきりとしないのですが、画風・タッチ等から1980年代後半から90年代前半の作とにらんでいます。

氏の最近の作品は、もっと色彩豊で、鮮やかで、より細密に感じますが、小生的には、この作品の方が、より「作家さんの個性」みたいなものを感じましたので、あえてこの作品を選びました。

少女も美しいです。(笑)

ただ、一点、小生にとって難点がありました。

絵のサイズはP12号ですが、額のサイズは77cm×61cmもあり、これが立派なタトウ箱に入れられており、更に、厳重に梱包されていましたので、宅配業者さんから受け取った時には、その大きさ、そして重量(立派な木の額ですので、とにかく重い!)に驚いてしまいました。

そして、「この重量に我が家のフックは耐え切れるだろうか?」と、本気で悩んでしまいました。

この心の迷いがいけなかったんですね。

(その2)に続くことになります。。。

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姫様&魚獲り

本日は「敬老の日」ということで、姫様御一行が我が実家を訪れ、お袋にプレゼントを渡してくれました。

お礼と言っては何ですが、姫様と弟君を、以前から約束していた「魚獲り」にお連れすることとしました。

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お二人は大喜びでダッシュしております。

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実は姫様は魚を触ることができないのですが、気合は入っております。

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魚を見つけると大騒ぎであります。

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結果は、地元通称「はや」(オイカワ)」、「カジカ」、「ドジョウ」、「サワガニ」、地元通称「ズガニ」(モクズガニ)の子供など、結構たくさん獲れました。

子を持ったサワガニ(卵の中で甲殻類独特の「変態」を終えるので、母ガニのお腹には、3mm位のちっちゃな子ガニがくっついています。)も、何十年ぶりかに見ました。

肝心の姫様は「アユ」が獲れなかったことに、ご不満のようでした。

実家でお待ちの母君に、収獲の魚・蟹をお見せしてから、川に戻って、一匹一匹、丁寧にリリースしました。

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帰りも元気一杯です。小生はへとへとでありますが。

姫様、アユは泳ぐ姿を見ることはできても、獲ることは「難易度★★★」ですよ。

「また来年、頑張りましょう!」とお声をおかけすると、「はあ、来年?」と切り替えされてしまいました。

来週にでもリベンジしたいとお考えのご様子です。

司厨長は体力が持ちません。。。

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瀬戸の花火

昨日(9月6日)、毎年恒例の、「瀬戸の花火」を楽しんできました。

「瀬戸の花火」は、藤枝市の通称「瀬戸谷地区」にある本郷神社の祭典行事の一つです。

田舎の花火大会ですので、午後7時から2時間、ほぼ1分間に一本程度の、のんびりしたものですが、花火を奉納といいますか、寄付(献発=けんぱつ=と呼びます。)した方のお名前、メッセージ、花火の名称を述べた後に、太鼓が鳴らされ、ひゅー・どーんとなる、たぶん、昔ながらの形態をとっていると思われる、「味わい深い」花火大会であります。

小生は、というと例年どおり、1時間も前から、友人Yや長兄らと川原にシートを広げて陣取り、ビールやワインとともにじっくり観賞しました。

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今では、1分間に何十、何百発と打ち上げられるのが当たり前になってしまいましたが、三寸玉から尺玉まで、一発一発が、実に味わい深く、泣かせてくれます。

花火って本当に美しいですね。

この花火が終わると、「そろそろ秋だな」って感じます。

今年も楽しかった♪

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「舟越保武」氏:リトグラフ

グラスネタも尽きましたので、また、「絵画」に戻ります。

今回は、珍しく「リトグラフ」です。

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「舟越 保武(やすたけ)」氏=彫刻家(1912.12.7~2002.12.5)

この方については、今まで、ほとんど存じ上げませんでした。

ヤフオクの海を泳いでいて、この女性が小生の琴線に触れたので、少し調べてみました。

戦後日本の彫刻を代表する彫刻家のようです。(あまりの無知に、恥ずかしく、嘆いています。)

同じく彫刻家の「舟越 桂」氏は随分と前から知っていたのですが、「何となく似た雰囲気があるな」と感じたのは単なる感ではないようで、舟越 桂氏は、舟越保武氏の三男だそうです。(こんなことも知らずに、顔から火が出る思いです…。)

今回のデッサン(?)の女性は、少し西洋っぽく、慈悲溢れたとても美しい顔立ちをしているのですが、氏の経歴を調べるうちに、自分なりに納得することができまました。

氏の父親が熱心なカトリック信者だったそうで、ご本人も1950年にカトリックに帰依したそうです。

それからキリスト教を題材とした作品を多く手がけるようになったようです。

この女性も何となく「聖母」を感じる気がします。

偉大な彫刻家は、デッサンも素晴らしいのは当然のことでしょう。

絵画は、出来る限り「直筆」を集めたいと常々願っていますが、そもそも画家ではないし、ここまで大物では、とても小生にどうにかできるものではありませんので、リトグラフで「我慢」であります。

それでも十分に嬉しいです!

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