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2014年2月

オステリア・ルッカ(イタリアン)

前回までに、計4館の美術館弾丸ツアーについて書きましたが、2館目の山種美術館に向かうため、恵比寿駅に到着したのが11時半少し前でした。

先に昼食を済ませようと思ったのですが、時間がもったいないのでラーメンか何かで簡単に済ませようと美術館へ続く道すがらお店を探していると、とても感じのよいイタリアンレストランが目に留まりました。

普段は、心が美術館にいってしまい精神的なゆとりがなく、こういったお店に入らないのですが、店頭のランチメニューの値段が安かったので、ふらっとドアを開けてみました。

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お店に入ると、開店時間直後だったこともあり口開けのお客となりましたが、直ぐに「こじんまりとして、とても感じの良いお店だな」と思いました。

カウンターに案内され、選んだのは、不思議と普段は頼むことない、クリーム系のパスタでした。

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まず、ミネストローネ、サラダ、トーストしたパンが運ばれてきましたが、反射的に グラスワインを頼んでいました。(笑)

どれも、とても美味しいです。

そしてメインは、

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「アサリとムール貝のクリームソース・スパゲッティ」です。

このお料理が、予想に反し「ホワイトソ-ス」 を使ったものではなく、貝の出汁でいただくシンプルなパスタにちょっとだっけ生クリーム( ?)を入れた と思われるような、さっぱり、でもちょっとコクのある、とても美味しいパスタで感激してしまいました。

半分ほど食べたところで、後ろのテーブル席が知らぬ間に満席になっており、地元でも人気なんだなって思い、どんなシェフが作っているのかと、オープンカウンターの中を覗くと、客席や厨房の大きさからすると、多目のスタッフさんです。

シェフらしく方は、カウンターと逆にあるコンロの前で、フライパンを振っているらしくお顔はわからなかったのですが、調味料をとりに振り返った姿を拝して、びっくりしてしまいました。

その方は、TVの料理やバラエティで、よく拝見したことのある「枡谷周一郎」シェフだったのです。

どうりで、料理が美味しいし、お客さんが一杯のわけです。

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飲み物は、紅茶を選択しました。

食事を終えた後、桝谷シェフに「シェフのお店としらずに入店しましたが、とても美味しかったです!」と話しかけさせていただくと、とても気さくに話してくださり、TVで拝見するとおりの印象でした。

このランチで、1,000円、味もばっちり。

これから、山種美術館に行くときは、またお世話になりたいと、気分良く、お店をでることができました。

気分上場!

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ザ・ビューティフル-英国の唯美主義:三菱一号館美術館

最後(4館目)は、東京丸の内に移動し、「三菱一号館美術館」にいってきました。

タイトルの「唯美主義」とは、世界大百科事典によると、

「美をなによりも優先させる態度一般を指すが,狭義には1860年ころから始まった西欧芸術思潮をいう。審美主義耽美(たんび)主義とも呼ぶ。作品価値はそこに盛られた思想あるいはメッセージではなく形態色彩の美にある,と主張する。」

とあります。

なんだか難しいのですが、展覧会の解説からすると、「惟(ただ)、美しく。」とあり、様式にとらわれず、当時の新たな美を求めた思潮のようです。

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ただ、この絵が見たかったので入館したのですが、ロセッティの絵が何枚もあり、「ラファエロ前派」との違いがわかりません。

また、何を「美しい」と感じるかは、人それぞれですが、展示されている作品の中には、「美?」と首を傾げたくなる作品も多数ありました。

結局、作品達に一貫したものを感じることができず、稚拙な小生にとっては「唯美主義」という言葉にネガティブな感情をいだくようになっただけの、後味の悪い展覧会となりました。

こういうことも、時々あるものです。。。

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ラファエル前派展:森アーツセンターギャラリー

3館目は、六本木にある森アーツセンターギャラリーで開催されている「ラファエル前派展」です。

19世紀の英国で、ルネッサンスの巨匠ラファエロの形式だけを踏襲する当時のアカデミズムに反発した小集団を「ラファエル前派」と呼ぶのだそうです。

今回は、その多くの作品を所蔵する「テート美術館」の所蔵品による展覧会です。

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右の絵は、独自の美しいを描く「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ」の「プロセルピナ」です。

ロセッティは、とても充実していました。

しかし、小生の一番の目的は「ジョン・エヴァレット・ミレイ」の「オフェーリア」でした。

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実は、かれこれ十数年前になるでしょうか、確か東京都美術館でこの絵に会っているのですが、とても大きな感動を受け、どうしても再会したかったのです。

丹念に描かれた小川の植物たち。その中を恍惚?の表情を浮かべ流されて(やがて死んでいく)、シェ-クスピのハムレットに登場するオフェーリアの生命そのものが薄れていくように透き透った肌、周辺の緑や豊な色彩の花々の美しさの対比がいっそう神秘的です。

今回、うれしいことに、あの時の感動は、少しも薄れることはありませんでした。感謝!

また、ミレイの他の作品も鑑賞できたことは、大きな収穫でした。

残念なことは、金曜日だったのに、かなり込んで、ゆっくり鑑賞することができなかったことです。

こういったときは、迷わず、次の美術館です。

美術館を名残惜しく、美術館を後にするときに、胸に残っている高揚感は何なのでしょう。

これだから止められない!

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Kawaii(かわいい)日本美術:山種美術館

さあ、一人弾丸ツアー2館目は、広尾にある山種美術館で開催されている「Kawaii(かわいい)日本美術」展です。

既に日本の「かわいい」という言葉は、日本発の「Kawaii」文化として世界的に認識されつつありますが、日本美術の中の子供や動物たちの、かわいさやユーモラスな絵や美術工芸品に焦点をあてた企画展です。

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上村松園「折鶴」

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奥村土牛「兎」

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竹内栖鳳「蛙」

ここに掲げた作家以外も、伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風=静岡県立美術館蔵」や小林古径、森狙仙などなど、一流の画家の作品が集まっていました。

個人的には、小作品ながら竹内栖鳳の「蛙」に感動しました。

また、一度じっくり観たいと思っていた熊谷守一の作品数点があったことも大きな収穫でした。

この美術館の所蔵の日本画は、公的以外としては、本当に充実していますね。

気分良く、次の美術館に向けて歩き出すことができました。

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シャヴァンヌ展:Bunkamuraザ・ミュージアム

先週の金曜日(2月21日)、仕事がとても忙しいにもかかわらず、お休みをいただき、一人弾丸美術館ツアーに出かけてきました。

まず、1館目は、渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「シャヴァンヌ展」です。

「ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ」は、19世紀のフランスを代表する「壁画家」だそうですが、小生は、NHKの日曜美術館の特集を観るまで、はずかしながら知りませんでした。

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「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」

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「海辺の乙女たち」

後期は、一貫して「アルカディア」を追い求めた画家で、淡い色調が、独特の世界観を感じさせます。

生誕地にあるリヨン美術館やパリ市庁舎に壁画があるそうですが、やっぱり実際の壁画でないと、この画家の真価は堪能できないだろうと感じました。

だからこそ、日本での知名度が低いのだと思います。

開館前から並んだこともあって、ゆっくりと堪能することができました。

いい滑り出しですね。

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千鳥 其の弐

「千鳥」第2弾です。

今回のお品は現代モノですが、こちらは、小生の好みど真ん中でしたので、即購入を決めました。

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直径19cm程、「菓子椀」でしょうか?
中にはかわいい千鳥が無数に飛び回っています!

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こちらも「波」が描かれています。お約束ですね。

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色の薄い関西風の出汁のうどんが似合いそうですね。

やっぱり、かわいい。。。

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千鳥 其の壱

もう15年以上前になるでしょうか、とある雑誌に「千鳥」をあしらったとても素敵なお皿が掲載されていたのですが、その時以来、簡略化された意匠の「千鳥」に強く惹かれるようになりました。

いつの時代から、このデザインが一般化したのかわかりませんが、「千鳥」は群れて生息していることから、「子孫繁栄」を表す、おめでたい図柄であると聞いたことがあります。

また、調べてみると、波のモチーフと組み合わせて「困難を乗り越える」の願いを込めたり、二羽の千鳥を並べて、「夫婦円満」の願いを込めたりと、古くから愛されてきたようです。

昨年、そんな意味合いを見事に描いた、かわいらしいお皿が手に入りました。

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「千鳥」というと、描く方によって様々ですが、小生が好きなのはこんな感じに意匠化された千鳥です。

このお皿の作られた時代はそれなりに古いようです。ガラスなら何となく感じるのですが、陶器はまったくわかりません。

生活雑器ですし、大変お安くてにはいりましたので、バンバン使っていきたいと思います。

本当にかわいらしい。。。

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お家でワイン! 平成26年2月10日(金)

実は、1月に組織改変に伴う人事異動があり、12月と1月は目が回る程の忙しさ。

精神的なゆとりもなく、じっくり自宅でワインを楽しむこともありませんでしたので、久しぶりの「お家でワイン!」ですが、金曜日の勤務後ですので、今日も手抜き料理です。。。

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とりあえずの「なんちゃってビール」は麒麟の「濃い味Deluxe」です。アルコール分6%と高いのですが、これが果たして「麒麟」なのでしょうか?ちょっと疑問です。

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あては、「めかぶ」と「カルパス」です。

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白は「ラ・モネダ」のソーヴィニヨン・ブラン」です。

きりりとした酸味がさわやかで、なおかつ飲みごたえもあり、満足の一本です。この品種は安価なクラスではシャルドネよりもはずれが少ないように感じます。

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とにかくお腹がすいていたので、最初にパスタで腹ごしらえです。シラスと桜海老でシンプルな塩味に仕立てました。シラスは我らが姫様のおばあさまからの、桜海老は友人Yからの頂き物です。

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赤はアルゼンチンの「クマ」、オーガニックの「マルベック100%」で醸されたワインだそうです。

マルベックといえばボルドーの補助品種くらいの認識しかありませんでしたが、このワインはエレガントと対極にある鈍重なワインでした。アルゼンチンでは成功を収めているようですが、残念ながら小生の口には合いませんでした。

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スーパーで買い物をしていたら、やたら食べたくなって作った「カレーもつ」です。

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いつものとおり、酔ってくると雑になる料理です。。。

牛ロースの切れ端が安かったのでフライパンで炒めて、割り下をさっと絡め、温泉卵をあしらった「すき焼き風」です。付け合せたのは、春を先取った菜の花です。

思ったより牛肉の脂が強かったので、結果としては、「やたら重い」赤ワインによく合いました。

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デザートは、「お団子」です。

久しぶりに気持ちよく料理をして、飲みすぎてしまいました。

この夜は「ソチ・オリンピック」の開会式でしたので、TVの前に張り付いていたのですが、気づいたら3時をまわっていました。眠ってしまったのです。

TVでは、シャラポワさんが聖火をもって走っていましたが、アレクサンダル・カロリンさんを観れただけで、ラッキーだと思いました。

なんと平和な人間なのでしょうか。

今年もポジティブに生きていきます!(笑)

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ボトルの形①

縁があるのか、何故かラインガウのジンメルン男爵家の古いワインが我が家に集まってきました。

一時期、不調な時期もあったと聞いていますが、小生がワインを好んで飲み始めた20数年前、この作り手のワインは、ラインガウでも最も長命なワインの一つと言われていました。

そういった過去に刷り込まれた情報のせいか、古酒を探す際に、安心して買える気がするのだと思います。

そこで、ちょっと気になることがありましたので、記します。

それは、ボトルの形についてです。
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両端は、マルコブルン畑の1967年アウスレーゼです。中の2本は同じ畑の1971年のアウスレーゼです。

1967年のボトルの方が、ほんの少し背が高いですが、基本的な形に差はありません。

しかし、両ヴィンテージの間である1970年のボトルだけ、明らかに形(フォルム)が異なるのです。

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1970年ヌスブルンネン畑のアウスレーゼです。ちょっとわかりづらいですが、ネックの細い部分が長く、背も高く、エレガントな感じがします。

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この写真がわかりやすいですね。右は「Herberg」畑1970年アウスレーゼです。左はマンベルク畑の1988年アイスヴァインです。

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しかし、右端のボトルをご覧ください。1970年のヌスブルンネン畑のベーレンアウスレーゼですが、左隣のマルコブルン畑1973年アウスレーゼと、ほとんど違いはわかりません。普通のラインガウのボトルと同じです。

入手はできなかったのですが、1969年のアウスレーゼも普通のボトルであることを確認しています。

と、いうことは1970年ヴィンテージ、それもアウスレーゼだけが変わった形をしているようです。(シュペートレーゼ等は未確認です。)

何故なんでしょう?

ご存知の方がいらっしゃったら、教えてください!

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