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エヴァンゲリヲンと日本刀展:平成25年12月13日(金)

国立西洋美術館を出た後に、まだ少し時間があるなと思い「上野の森美術館」に寄ってみたところ、「エヴァンゲリヲンと日本刀展」が開催されていました。

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アニメも刃物も大好きな小生が見逃すはずはありません。

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入り口で出迎えてくれたのは、等身大の「初号機」です。

館内は、いわゆる「アニメおたく風」の若者ばかりでしたが、内容は小生が狙っていたとおりでした。

「日本刀」には嫌悪感を抱かれる方もいらっしゃると思われますが、日本の素晴らしい伝統文化・技術であり、今も、一生懸命に作刀に励んでいらっしゃる方々がいます。

しかしながら、そもそもが人を殺める武器であったことからでしょうか、現代では陽の当たらない仕事であるといえるでしょう。

こういったことから、若者にも興味を持ってもらいたいと、エヴァとタイアップされて企画されたのが本展のようです。(勝手に解釈しています。)

このため、入り口にフィギュアが置かれているものの、一歩進めば、まず、日本刀の基礎知識が紹介されています。(作刀作業のビデオ上映もありました。)

日本刀初心者向きに解説がなされており、小生も「目から鱗」的な内容もありましたので、2点ほど書きますね。

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上段と下段の違いに気付きましたか?

日本刀の刃の向きが逆ですね。国立博物館には、重文、国宝級の日本刀が常設されているのですが、小生はこの違いにまったく気付かぬままに鑑賞していました。

実はちゃんとした理由があるのだそうです。上段は室町時代の日本刀の様式・デザインを模した現代作家さんの作品で、下段は江戸時代後期の作品を模したものです。

室町~鎌倉くらいまでは、騎馬での合戦のために腰に下げられた刀も、刃を下にして帯刀していたそうです。戦国時代も後期になると歩兵戦になり、都合上、刃を上にして帯刀していたそうで、その状況にあわせて、展示をしているそうです。

小生の中での「日本刀」といえは「時代劇=ほとんど江戸時代」ですので、日本刀といえば、「刃を上にして帯刀するものである。」と信じきっていたので、これは大きな知識となりました。

もう一点は、このコーナーです。(ちなみに企画展の趣旨から、ほとんどが、ストロボさえ発しなければ写真撮影OKした。)

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これは、実際に日本刀を持ってみようというコーナーです。この一般的な刀は柄もありませんが約1kgだそうです。

持ってみると予想よりはるかに重い!現に私の前にチャレンジした若い女性は片手でほんの数センチ持ち上げるのがやっとでしたが、小生もそう変わりませんでした。平置きで柄を持つ関係上、重心が手元のから、はるか先ということも重く感じた要因でしょう。

しかし、両手でも時代劇のように自在に振り回すのは、まず無理ではないかと感じました。上段から構え、刀の自重を利用して振り落ろすか、突く、といった使い方だったと推測されます。

さあ、こういった展示だけでは、若いお客さんの期待に応えられません。

そこで、次なる展示は、エヴァシリーズに登場する刃物やエヴァ本体にインスピレーションを得てデザインされた日本刀(?)がお出ましです。

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柄のこしらえや鞘の色から予想がつくように「初号機」用です。ちなみに柄の皮は、今まで鮫皮と信じていましたが、実際は「エイ」の皮だそうです。柄の真ん中の細工は、「ネルフ」のマークが施してあります。芸が細かい細かい。。。。

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こんなものとか、

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こんなものもありましたが、ちょっと方向性が違っているような。。。

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こちらは、「カヲル」用ですね。

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こちらは、色からわかりますよね。ここにも「ネルフ」のマークあり。

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弐号機の「アスカ」用です。

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若干、色が悪くて申し訳ありません。ピンクからわかるように「マリ」の仮設5号機用です。

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一番人気「零号機」の「綾波レイ」の使用は、

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こちらです。スーツのイメージですかね。

デザインは。アニメをモチーフにしていますので、ちょっと、という作品もありましたが、刀身のみならず、分業制による鞘や鍔から柄の巻物に至るまで、それぞれの職人さんにより、一切の手抜きなしで作られています。

軽いカルチャーショックでした。

アニメの武器を三次元にするということで、作家さんの創意・工夫が随所に現れていて、とても面白かったです。

伝統的な日本刀の合間に、遊び心とチャレンジ精神で「日本刀」の殻を破った、新しい作刀にも頑張って欲しいですよね。

こういった作品なら、観賞用の美術工芸品として購入してみたいと思いました。(「銃刀法」はよくご理解くださいね。)

最後に、一つ紹介させてください。

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エヴァのファンの方なら、知らぬ人はいない究極の武器でもある(?)「ロンギヌスの槍」です。全長332mm、重さは20kg超あります。エヴァを等身大にした感じですかね。
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槍先の元部をご覧ください。実は2本の槍を真っ赤に熱して、人力でひねったそうです。作業の様子がビデオで流されていましたが、これだけ長い作品を綺麗にひねるのは、相当ご苦労されたのでは、と素人にも用意に推察できます。
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他の日本刀のような「刃」としての仕上げ(研ぎ)はなされていないようでしたが、近づいてみてみると、鋼材は「ダマスカス」のようです。。。圧巻!(話がコア過ぎて申し訳ありません。)

ちなみに、この「ロンギヌスの槍」ですが、エヴァ大好きというファンと話をしていても、このアニメ独自の命名だと思っている方がいらっしゃるようですが、「新約聖書」にしるされた、いわゆる「聖槍(せいそう)」ですのでご理解のほどを。

はじめから鑑賞を予定していた企画展ではなかったこともあり、感激ひとしおでありました。

◎です。

最後は、いつものとおり「終点、浅草、あさくさ~」です。

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