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樋口主明(きみあけ)パート・ド・ヴェール

3月23日(土)に上京し、「会田誠&ミュシャ展」を観たことを載せましたが、その時、銀座のガラスショップにとある方の個展を観るのが目的だったことを書きました。その展示会とは、パート・ド・ヴェール(※)作家の「樋口真一様、樋口主明(きみあけ)様」の作品展でした。

※「パート・ド・ヴェール」=フランス語:ガラスの練り粉の意=まず原型から耐熱性の型をつくり、細かく砕いたガラスを型に入れ、窯で焼成する独特の技法です。

お二人は御夫妻で、那須に工房を構えて活動をされていらっしゃいますが、作品が少ないせいかもしれませんが、残念ながら日本での認知度は高くないようです。現代においては日本、いや世界でも第一人者といっても間違いないと思います。

当日は、真一様がお店にいらしておりましたが、作家さんという気難しいイメージとはまったく異なり、非常に気さくな方でした。

作家活動に至る経緯をはじめ、外国での活動(個展・講師等)、3.11の地震のこと、更には、技術的・技法的なこと、などなど惜しみなくお話をしてくださりました。

印象的だった話を一つだけ書かせていただきます。

3.11の大地震の際、工房のある那須は震度7弱だったそうで、200kgもある窯が10m以上も動いたそうです。作品は厳重に梱包してあったそうですが、その梱包した箱が棚から飛び出してしまい、4割ほどの作品が割れてしまったそうです。

さぞかし落胆なさったでしょうと伺うと「もともとこの技法はガラスを粉にして材料を作ることから始めるので、割れたガラスを材料にして新たに作品をつくればいい。」と直ぐにポジティブに考えるようになって、工房の再興に励んだとのことでした。

やっぱり、作家さんというか、アーティストですね。感動しました!

上京の目的は、お二人の作品を自分の目で直に観る(触れる)といった鑑賞的なものはもちろんだったのですが、「購入する作品を決める」という重要なものでした。

当然、ものすごい手間、高度な技術、高い美術性を有するものですから、小生の予算では購入できるものは限られてしまうのですが、結局、選んだのは主明様の「水仙」でした。

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※ 写真をクリックしていただくと、もう少し大きくご覧になれます。

美しいですね。ちなみに花びらの白には、透明のガラスの粉を使っているのだそうです。目から鱗でした。透明な卵白が泡立てて空気を含ませることによって純白のメレンゲになるのと同じ原理だと思います。

どの作品にしようかと、随分悩んだのですが、この作品を選んだ理由は、次のとおりです。

3月17日のブログで「水仙」と題する記事を書きました。

http://edelbeerenauslese.cocolog-tcom.com/blog/2013/03/post-4746.html

この水仙は、実は、昨年1月30日に亡くなった最愛の父の墓前に捧げる花を摘むときに、あまりに美しかったのでカメラを手にしたものです。

作品展のために上京したのは、この6日後でしたので、この作品を観て、捧げた水仙と生前の父の姿が重なりました。

これは、「運命」だったのですね。

御夫妻の作品は、小品も含め、やっと4点となりましたが、これからも、頑張って購入させていただきます。

御夫妻のギャラリーサイトはこちらです。

http://www.higuchis.com/

作品展を開催してくださった「グラスヒュッテ銀座」さんはこちらです。

http://www.glashutte-ginza.com/

ありがとうございました。

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