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リヒテンシュタイン展

今回の上京は、まず前回お届けした「柴田是真」展を目的にしていたのですが、せっかく、ここまで新幹線に乗ってきたので、どこか良い企画展がないかと探しておりましたところ、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展が国立新美術館で開催されていることがわかりましたので、こちらも楽しませていただくこととしました。

国立新美術館は、根津美術館から徒歩で15分ほど位置。なんとラッキーなことでしょう。今回の企画展は開館5周年とのことですが、小生は初めての訪問です。

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「リヒテンシュタイン侯爵」は、ハプスブルグ家の重臣だったそうで、何代にわたって美術品の収集に努め、個人コレクションとしては、英国王室に次ぐ規模だそうです。コレクションの中で、最も有名なのはルーベンスのコレクションです。

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ルーベンスというと、このような宗教的な題材の絵のイメージが強く、正直申し上げて、小生の好みではありませんでしたが、今回は概念が覆されました。それがこの作品です。

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「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」

5才の頃の愛娘を描いた作品です。自分の子供に対する強い愛情が感じられます。かつ、利発で意思の強さといったクララの人柄までもひしひしと伝わってきます。

この作品以外にも「髭の男」という肖像もあったのですが、こちらもなかなか素晴らしかったです、こういった肖像画が素晴らしい画家は、優れた画家であるというのが、小生的な判断です。

リヒテンシュタイン侯爵家のコレクションは、絵画にとどまらず、華麗な家具、アジアの白磁を活用した置物、銅像、豪華な食器など、実にさまざまです。

なかでも、得に気に入ったのは、象牙の豪華なビアグラスです。

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「豪華な食器」全体に、実に見事な細工が象牙に施されています。ため息。。。。

さあて、ハイライトは、ルーべンスよりはるかに感動した2枚の絵画で、偶然にも同じ作家でした。

オーストリアのビーダーマイヤー様式を代表する画家「フドリーリッヒ・フォン・アメリング」の作品です。

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「夢にひたって」

うら若き美少女の、思春期独特の揺れ動く簿妙な気持ちがよく表現されています。

そして真打は、展示室の一番最後の飾ってありました。

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「マリー・フランチェスカ・リヒテンシュタイン 2歳の侯女の肖像」

やわらかそうな頬の質感・色、写真ではわかりにくいですが洋服の質感、無防備な姫様のかわいらしさ満載。縦30cm強の決して大きくない作品ですが、観るもの全てをとりこにし、幸せをわけてくれるような、それはそれは素晴らしい一枚でした。写真では、実物の千分の一も伝わらないのが残念でなりません。

和も、素晴らしいのでが、これら作品も別の意味で、泣けるほどよかったです。

美術館2館をはしごすることは、珍しくないのですが、今回ほど、ともに素晴らしかったのは初めてです。

前日の忘年会のおかげで 痛かった頭を我慢して出かけた価値はありました。

さあ、これから、2軒のアンティークショップをまわります。

綺麗な写真がGetできたら紹介しますので、楽しみにしてくださいね!

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