フリッツ・ハーク 1997 ベーレンアウスレーゼ
すみません、前回までのブログで「珍しいドイツワインを紹介…」などと、自らハードルを上げてしまい、次の一手、その先の展開に悩んでいます…。
といっても始まらないので、入手できてうれしかったワインをぼちぼちとアップさせていただきます。
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア 1997 ベーレンアウスレーゼ フリッツ・ハーク(Brauneberger Juffer-Sonnenuhr 1997 Beerenauslese Fritz Haag)
今では、モーゼルでも5本の指に数えられるフリッツ・ハークのワインです。
一時期、ドイツワインの勉強を怠っていたため、古くから名をはせていた蔵以外はノーマーク。この蔵の名声を知ったのはわずか4~5年前という無知さ…。お恥ずかしい限りです。
下級のカビネットを試しに飲んでみて、その実力を確認した頃には、市場からベーレン以上の等級を探すのはかなり困難でした。
こうした中、ドイツのワインショップのHPに、お気に入りの1997年を見つけ、在庫の2本(ハーフボトル)をあわててゲットしたものです。
ブラウネベルク村のJuffer(辞書に載っておらず最初は意味がわかりませんでしたが、「Jungfrau」=未婚の女性・乙女等=のなまった言葉のようです。)Sonnenuhr=日時計という名前の畑です。
日本正規代理店である㈱稲葉さんのHPから写真をお借りしました。畑名の由来である日時計と前当主(上記ワイン生産時の当主)であるヴィルヘルム・ハークさんです。
最大斜度72度もあるような畑だそうで、古くからその素晴らしさは知られていたそうです。
今でも新しいヴィンテージは、頑張って探せばあるようですが、もともと日本に輸入される本数が少なく、残念ながらお値段もそれなりになってしまっています。
ちなみに2006年のトロッケンベーレンアウスレーゼの輸入本数は、ハーフボトルでわずかに12本だったそうです。ベーレンの数もそう変わらないでしょう。ちなみに貴重な貴腐葡萄はこんな感じのようです。
ハーフボトルで、既に17年目に突入していますから、飲み頃に入りかけているのでしょうが、貴重なワインですので、節目のおめでたい席でじっくり楽しみたいと思っています。
次回は、ちょっと関連のあるワインを紹介させていただくつもりです。お楽しみに!
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