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エアバッハー・マルコブルン1984アイスヴァイン

申し訳ありません。諸般の事情により、更新をサボっておりました。

以前から書いておりますとおり、昨年秋から狂ったように、ドイツワインを集めています。中でもドイツワインファンの皆様も目にすることの少ないワインを少しずつ紹介させていただきます。

エアバッハー・マルコブルン1984アイスヴァイン  シュロス・シェーンボーン

(Eabacher Marcoburunn 1984 Eiswein Schloss Schonborn)

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このワインは、エアバッハ村のマルコブルン(「境界の泉」や「マルコの泉」と異訳あり)という畑の1984年のアイスワインです。

この畑は、手元の資料によれば、全体でわずか5.2ha、シェーンボーンの持分まではわかりませんが、エーバーバッハ州営醸造所が1.7ha、ジンメルンが1.6ha、他にはラインハルツハウゼンが所有していますので、相当に狭いはずです。

しかし、小生はこの畑はラインガウの中でも屈指の畑であると信じています。

今回、購入に至ったのは、①前述のとおり良い畑であること、②1984というドイツでは、いわゆるオフ・ビンテージであること、③写真のとおりゴールドカプセルであること、であるからです。

ちょっと補足させてください。まず②についてですが、今でこそ、毎年アイスワイン作りにチャレンジしている蔵は多いのですが、今に残っているワインを見る限りでは、一部を除いて、20~30年以前は、出来のよくなかった年に「起死回生」のために作られたようです。しかし、これが幸いしてか、こうした年の方が、畑、葡萄品種、ヴィンテージ等の個性を表した素晴らしいアイスワインができるのではないかと思っています、(あくまでも私見です。)某有名蔵の1989年のアイスワインはベーレンアウスレーゼかと思いましたが、貴腐化した葡萄が混じっていたのかもしれません。アイスワインは、あくまでもクリアなトーンと切れるような酸味が持ち味なのだと思いますので、あまり良い年(よく貴腐が付く)よりも、そうでない年の方がよりよいと考えています。

アイスワインは、収穫できる葡萄をそのまま樹に実らせたまま寒波の到来を待ち、-7~8℃以下(文献により差あり)になった時に収穫されるのですが、必ずしも年内に収穫されるという訳ではないそうで、現に、2011年ヴィンテージは今年1月に収穫したところもあるそうです。ちなみに、この場合のワインのヴィンテージ表記は、2011となります。

③についてですが、ある等級でも特別できが良かった樽のワインに金色のカプセルをかぶせることがあります。小生のセラーには同蔵、同畑の1989トロッケンベーレンアウスレーゼが寝ているのですが、このワインもノーマルなカプセルで、この蔵のゴールドカプセルは今回初めてみました。

さて、このワインのお味はどんなでしょうね。昨年末飲んだ同蔵の、ハッテンハイマー・ファッフェンベルク1990アウスレーゼの出来があまりにもお粗末でしたので、あまり大きな期待はしないで、機をみてさらっと空けてみようかなって思ってっています。

今回はここまでとさせていただきます。

追記

年を超えて収穫されたアイスヴァインのラベル表記の件ですが、過去には違う表記がされていました。証拠となる写真を入手しましたので、ご覧ください。

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ドイツワイン」カテゴリの記事

コメント

初めまして,naturreinと申します.
久しぶりにドイツワインのブログを探していたら,ここにたどり着きました.
貴重なワイン(しかもドイツワイン)をたくさん購入されているようで,ついついコメントしてしまいました.
ドイツワインの紹介を今後とも続けてください.
楽しく読ませて頂きます(最近はワインを開ける回数が減っていたのですが,このようなブログを読むと嬉しくなってワインを開けてしまいそうになります(コレステロールが高くなるので我慢しますが(笑)).

投稿: naturrein | 2012年4月25日 (水) 19時50分

naturrein様
初めまして、アウスレーゼと申します。コメントをいただいたのに、ご連絡が遅くなりまして申し訳ございません。naturrein様のブログは何年か前からずっと拝見しており、尊敬をしておりました。コメントをいただき、嬉しいとともに、稚拙なブログで恥ずかしい思いで一杯です。naturrein様のように的確な試飲コメントも書けず、情けない限りです。「緑屋様」からも以前コメントを頂戴しましたが、顔から火が出るような思いでした。naturrein様とは、熟成の具合等、好みや意見が一致していることが多いようです。小生、ブルゴーニュ白・赤、ボルドー、イタリアと悪食なのですが、最も愛するのはドイツワインです。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: アウスレーゼ | 2012年4月28日 (土) 11時17分

アウスレーゼ様.
私のブログをご存知でしたか.
あまりの褒め言葉に顔が赤くなります.
緑家さんともお知り合いだったんですね.
緑家さんは本当に凄い方ですね.
アウスレーゼさんがおっしゃるような知識は私にはないんですよ.
ただドイツワインが好きでブログに好き勝手に書いてるだけなんです.
アウスレーゼさんも一昔前のラインガウが好きだということで,実はコメントしたんです(私もそうですから).
今後とも素晴らしいブログをお続けください(ブログをリンクしてもいいですか?).

投稿: naturrein | 2012年4月28日 (土) 19時16分

naturrein様
いえいえ、私は何の知識もなく、おはずかしい限りです。naturrein様は、そのお名前からして素晴らしいです。(残念ながら、私の知人のソムリエ資格者数名も、この言葉を知りませんでした。)酒販店が開催するワイン会に出席し、初めてお会いする出席者の皆様に「好きなワインは?」と聞かれ「ドイツワインです!」と答えると、瞬間的に8割位の方が「何だよ、素人がきちゃったぞ」といった顔をします。その変化が快感で、ブログを書き続ける原動力になっています。ブルゴーニュ赤が素晴らしいことくらい知っています。それでも小生はドイツワインはを愛し、これを宣言し続けます。頑張りましょう!ブログのリンクは光栄です。よろしくお願いします。(今夜は無謀にもイタリアンに1970アウスレーゼを持ち込みます。生きていたらブログにアップする予定です。)

投稿: アウスレーゼ | 2012年4月29日 (日) 15時54分

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