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2011年11月

ボージョレ・ヌーヴォー(その2) 平成23年11月25日(金)

 いや~、寒くなりましたね。暖房器具の準備を既に済まされた方も多いのでは。何だか秋らしい秋がないまま冬に突入してしまった感じがします。

 これではいけない、とあわてて秋の恵み”ボージョレ・ヌーボー”第2弾を楽しむこととなりました。

 本日は金曜日、料理の準備が十分できなかったので、簡単にすませました。

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まずは、いつものとおりお花を。

① 本日のワイン

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フィリップ・ド・メリーさんのワインです。左は「ミュスカ(品種名)ヌーヴォー」990円、右が「ボージョレ・ヌーボー」800円、ともにペットボトルです。

白は、ラベルに「やや甘口」とありましたが、かすかに残糖を感じる程度、薄さはこの品種からすればやむを得ませんが、さわやかな酸味があり、チャーミングな一本でした。赤は、先週いただいたヌーヴォーに比べワインとしての完成度は高かったのですが、フレッシュ&フルーティーという点では少し劣っていたかな。でも、十二分に楽しむことができました。

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ちなみに色はこんな感じでした。

② 水菜とえのきのお浸し

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実は土曜日に次兄から忘年会にお呼ばれしましたので、手土産にしようと仕込んだ品です。まだ、味は染み込んでいませんが、かなり完成度が高く仕上がりました。満足!

③ 人参のかき揚げ

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以前、雑誌で天麩羅の名人といわれる方が作られた人参のかき揚げを見て、いつかチャレンジしてみたいと思っていました。結果はというと小生の技術の限界のはるか先の料理であることを痛感しました。揚げ物はやっぱり難しい…。

④ フレッシュトマトとブルーチーズのパスタ

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TVで、某女芸人さんの旦那さんのイタリアンシェフが作っていたのが、とても美味しそうでしたのでこれもチャレンジしてみましたが、味はばっちりでした!作り方は至極簡単なので是非試してください。オリーブオイルとみじん切りしたにんにくをフライパンに入れて点火。香りが立ってきたら湯剥きしてざく切りしたトマトを入れ、2~3分軽く煮詰め、刻んだブルーチーズを加え、溶けたらソースは完成。アルデンテに茹でたパスタによ~く絡め、塩・胡椒で味を整えるだけです。小生の自慢料理が増えて大満足です!

⑤ 鶏肉のフライ

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前回、牛ではヌーヴォーには重すぎましたので、今回は鶏肉のフライにしてみましたが、正解でした。ソースはとんかつ用、ウスター、ケチャップのブレンドです。

⑥ 本日のデザート その1 信玄餅

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先週末、職場のOさんが山梨・長野にお出かけしたと、お土産をいただきました。何だかすごく久しぶりです。20年ほど前には冬季になるとスキーに出かけたのですが、お土産の定番でした。黄粉こ香ばしさと、濃厚な黒蜜が本当に好愛称。美味しかった!Oさん、ありがとうございました。

⑦ 本日のデザート その2 ウイスキーボンボン

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こちらもOさんからいただいたものです。中身はなんと「サントリー・ローヤル」、贅沢!もちろん、美味しくない訳がありません。ごちそうさまです!!

今日も楽しい一晩となりました。来週はちょっと仕事が忙しくなりそうなのですが、これで充電ができました。

皆さんも素敵なワインライフをおくってくださいね。

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バカラ マレンヌ ミニグラス

 さてさて、素敵なグラスが、はるばる遠いパリから我が家に到着しました。

 バカラのマレンヌ(Marenne)シリーズの小さなグラスです。

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※ 写真をクリックしてくだされば、より大きくご覧いただけます。

 マレンヌは、1899年発表、このグラスはバカラのマークがありませんので、1936年以前に製作されたものだと思われます。

 高さ約8cm、口径約4.6cmでたぶん、シェリーかポート用でしょう。(これより更に小さなタイプがとあるHP上で販売されていますので、そちらがリキュール用だと思われます。)

 このグラスは、1936年以降も、何度か復刻されていますので、ネット・オークションにもたまに出てきます。サイズ違い多数、更にはジャグジやデキャンターまであるので、このサイズもあるだろうと、長い間探しており、やっと、それに3客まとめてGETすることができました。

 マレンヌシリーズは、なんと言っても優美なグラヴュールという手法により刻まれた模様の美しさにあります。それにステムもエアステム(手に持つ部分が中空=空気が入っている)と、とにかく手が込んでおり、バカラの最高傑作の一つである、と言うファンも少なくありません。

 長年の夢が一つ叶いました。懐は痛みましたが、とても幸せです。

 最後になりましたが、この写真は、出品者であるパリ在住のerikausagi様からお借りしたものです。ありがとうございました。

 ちなみに、erikausagi様は素敵なブログを書いていらっしゃいます。ガラス好きの皆様、是非、ご覧くださいませ。

 
  http://blogs.yahoo.co.jp/erikausagi

 さあ、次の獲物も絞りましたよ。次もご期待ください。

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ボージョレ・ヌーヴォー 平成23年11月19日(土)

 秋真っ盛りですね。今年もボージョレ・ヌーヴォーが解禁となりました。甘いドイツワインから辛口白ワイン、そして赤ワインへと歩んできたのですが、赤ワインの「タンニン」という深い谷の橋渡しをしてくれたのが、このワインだったのかも知れません。

 このワインをいただくことは「秋の恵み」に感謝することでもあると思います。

 と、いつものとおり、飲む言い訳を書いたところで、開始です!

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今日も東北地方にお花を。

① とりあえずのビール

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まずはビールで喉を湿らせます。あては、この後に出てくる料理のために昆布で出汁をとったのですが、残った昆布がもったいないので佃煮風に煮たものです。十分美味しい。でも、おつまみより、白いご飯の方があうかな。

② 本日のワイン

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フランソワ・フッシェさんのロゼとノーマルな赤です。ちなみにペットボトルでロゼが990円、赤が690円、大変お買い得です。昨年、ボージョレの生産団体が「ペットボトルはイメージを損なうので禁止する!」と息巻いておりましたが、結局、OKとなったようです。ガラスの瓶のものは、大体1,500円位から4,000円を超えるものまであります。このワインは「炭酸ガス浸漬法」という特別な方法により、早く飲めるように作られたワインで、とにかくフレッシュ&フルーティを楽しむもので、何千円も出すようなワインではないと個人的には思っています。かつては少しお高いヌーヴォーをいただいていた時もありましたが、「高い航空運賃」と「収穫祭への参加料又は玉串代」とわりきっておりました。ペットボトル大歓迎です。

肝心の味ですが、本当にフルーティなジュースをいただいているような感じで、前評判のとおり、今年の出来は良いようです。ロゼと赤を比較すると、赤の方がよりフルーティーな感じがより強いと感じましたので、どちらと聞かれれば、赤をお勧めします。でも、どちらも美味しいですよ~。今年も自然の恵みに感謝!であります。

③ 野菜の炊き合わせ

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里芋、人参、いんげん、椎茸、南瓜、高野豆腐を昆布+鰹節の出し汁に、日本酒、塩のみの煮汁で炊いただけの料理ですが、どの具材もシンプルに自らの良いところを上手に主張して、美味しくいただくことができました。

④ スルメイカの肝焼き

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スルメイカを焼いただけの料理ですが、同時にアルミホイルにくるんで焼いた肝に麺つゆとおろした生姜を加えたタレにつけていただきました。この時期のイカはいいですね。肝をつかったせいか、ロゼとよくあいました。

⑤ なんちゃってピザ?

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強力粉を用いてピザ生地を作ったのですが、イーストが上手く働かなかったようで、生地が思うように膨らみませんでした。開き直って丸く広げてフライパンで焼き、半分にカットし、切れ込みを入れて、たっぷりのオリーブオイル、パルマ産生ハム、ベビーリーフを詰め込みました。味はばっちり!これを左手でつかみがぶっと噛みつき、右手の軽く冷やした赤をグビグビってやれば、たまりません!

⑥ 牛肉と銀杏の炒め物

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めったに牛肉を食べないし、ボージョレには重すぎるかなって思ったのですが、銀杏が食べたくて作った料理です。赤パプリカで作ったもみじ?で、強引に秋料理にしてみました。料理は悪くなかったにですが、ボージョレには、ちょっと荷が重過ぎたかな。ボルドーにあわせる料理でした。反省。

⑥ 今日もハーゲンダッツ

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期間限定だそうです。お気に入りのアンティークグラスに盛っていただきました。ひやー、美味しい~!!!皆さんお店に急いでください。

この後、カクテルを作って一杯いただいて、終了。

秋を満喫することができました。みなさんも、素敵な秋を楽しんでくださいね!

⑦ おまけ

店頭に並んでいたペットボトルが小さく見えたので、普通のブルゴーニュ瓶と比較してみました。

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ね、やっぱり一回り小さいですよね。ちなみにガラスのボトルは580g、ペットボトルはなんと、40g!

今、店頭にならんでいるヌーヴォーは空輸です。また、過去の経験から、ヌーヴォーが売れるのは、ほとんどが解禁から1~2週間です。以前、ネットでペットボトルがワインに与える影響についての記事を読んだことがあります。1年ほど置くと、ガラス瓶と比べて著しく熟成が早く、長期保存には向かない、といった主旨だったと思います。先に書いたとおり、瓶詰めされて、1ヶ月やそこらで飲まれるヌーヴォーなら、輸送コストも、さらには輸送にともなう環境への負荷ももぐっと抑えられるペットボトルで十分ではないかと思っています。

ちなみに、何十年も熟成させることにより大輪の花を開く数万円もするワインを船で運んでくるのに=一ヶ月以上24時間波に揺さぶられるダメージは相当あるはず=、なぜボージョレが航空便なのでしょうか?何かおかしくありませんか?インポーターさん。

なお、ボージョレーの名誉のために書かせていただきますが、ムーラン・ナヴァン村やモルゴン村などで作られ、ボージョレとしてではなく、村の名前で作られるワイン(品種はおなじガメイ)は、非常に長期熟成します。昨年1966を飲みましたが、まだ生きていました。ピノ・ノワールと比べるのはかわいそうですが、素敵なワインが造られています。

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トュールーズ=ロートレック 展

 過日、NHK教育テレビの「日曜美術館」で、「トュールーズ=ロートレック展」が開催されていることを知り、11月12日(土)、東京に行ってきました。

 場所は、丸の内の「三菱一号館美術館」でした。初めて聞く美術館だったので、事前にHPで調べたのですが、昨年の春に設立されたばかりとのこと。

 東京駅丸の内側のまん前にそびえ立つ「丸ビル」(この前の通り)を100mちょっと西に行ったところにありました。東京駅丸の内南口を出て、歩いて5分もかからない絶好の位置にあります。

 建物は、明治時代に設計されたらしいレンガ作りで、中庭には緑があふれ、高層ビルの乱立する同所では、ちょっと異質の空間でした。

 アンリ・トュールーズ=ロートレック(1864.11.24~1901.11.24)は、南仏アルビで生まれ、後にパリに出て、名をはせたようです。

 一気に名を上げたのが、皆さんも良く知る、この「ムーラン・ルージュ(キャバレー)」のポスターです。

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他にも、こんな作品がありました。

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 もともと、この美術館の主な収蔵品が、このようなロートレックのポスター等のリトグラフ(石版画)を中心をなしているということで、リトグラフは充実しており、ロートレックを満喫することがきました。それに、以前「ジャポニズム」について書きましたが、ロートレックも構図等、かなり浮世絵の影響を受けていたことが確認できたことも大きな収穫でした。(喜多川歌麿が好みだったそうです。)

 最後に、小生が最も心ひかれた作品を一つ。ロートレックが木漏れ日の中に座る母を描いた小さな油絵で、母への愛情が感じられる暖かい作品でした。

Photo_2※ 実物はもっと色鮮やかで本当に美しいです。
 

 大抵の美術館には、ミュージアムショップが併設されておりますが、洒落たものが見つかることも多く、小生は、必ず立ち寄るようにしています。

 今回の収穫は、このワインでした。

Sany1007Sany1009 シャトー・マルメロ2007(ボルドー)です。

 単にロートレックの肖像をラベルにしたお土産ワインではありません。当時、ロートレックの母方がこのシャトーのオーナーで、彼は36才の若さで母に看取られて亡くなられたのですが、その場所もこのマルメロ城だったとのことでした。

 まるで小生のために用意してくれたのではと、迷わず手に取りました。

 この後、銀座に移動して、お世話になっているアンティークグラスショップに顔を出し、また、色々と技法的なことや作家さんの貴重な情報等をいただきました。骨董店の世界は、まさに人間関係で成り立っているので、買わなくても(=小生は手元が寂しかったので買えなかっただけですが…)こうして定期的に顔を出しておくことがとても大切です。

 他にも何店かまわり、目を肥やしてきました。普段、ほとんどをネットで購入している小生にとっては、こうしたお店は、実物を眺め、手に取れる、いわば美術館であります。

 欲しいグラスも何点か見つかり、来週から仕事を頑張るモチベーションが上がりましたよ。

 

 皆さんも素敵な秋をお過ごしください!

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ドイツ モーゼルの紅葉

 ここ静岡でも、昨日あたりからぐっと冷え込むようになりました。

 秋もますます深まってきていますね。

 さて、小生のブログは、本当にボケ防止のために始めた幼稚なブログですが、愛してやまないドイツワインについて、非常に素晴らしいブログを書いていらっしゃる、尊敬すべき先輩方が何名かいらしゃいます。

 そのお一人の「モーゼルだより」様のブログに美しい写真を発見しました。

 基は、ドイツ・モーゼルのライル村にあるWeingut Steffen-Kessさんのホームページということでしたので、真似をさせていただいて、写真を載せます。

 モーゼルの素敵な秋をお楽しみください。(「モーゼルだより」様ありがとうございました。)

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ジャポニズム・グラス

 最近、「ガラス」の更新を怠っておりました。ワインばかりでははく、ちょこちょこグラス類も入手しておりましたので、簡単に紹介します。

 今回は、「ジャポニズム・グラス」です。

 ジャポニズム(英:Japonism、仏:Japonisme=ジャポニスム)とは、「日本趣味・日本心酔」を指すそうです。

 ご存知のとおり、19世紀中旬、万国博覧会等を通じて、日本の浮世絵や花鳥風月画、工芸品等が、さかんにヨーロッパに紹介されることとなりました。

 これは、当時、ヨーロッパの芸術家達にも大きな影響を与えたそうで、ゴッホの絵にはストレートにそれを感じさせるものもあり、印象派の画家達も少なからず影響を受けたようです。

 また、アール・ヌーヴォー(仏:Art Nouveau=新しい芸術)のガラス作家達にも確実にこの動きは見られたようで、更に広く一般にも広がりをみせたようです。

 今回、ヤフー・オークションで落札したグラスも、そんなことを感じさせてくれる一品でしたので、勝手に「ジャポニズム・グラス」と呼び、紹介させていただきます。

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Photo_4(画像をクリックしてください。少し大きく見ることができます。)

 このグラスは、高さ約10.5cm、口径約5cmの小さなグラス(たぶん、シェリィーかポート用)なのですが、精緻なグラヴィールが施されています。

 なんとなく”日本っぽい”感じがしませんか?(小生だけでしょうか?)

 小生が重視するフォルムは、ちょっとずんぐりして「美しい」と呼ぶには、少しためらいを感じますが、グラヴィールは相当の技術をお持ちの方が手がけたのだと思い、頑張って入手してしまいました。

 こんなグラス=日用品にも、日本の影響があったのか、と思うと何だか楽しくなってきまね!ますます、グラスからもズボッとはまった足が抜け出せない小生でありました。

 

※ おまけで、これも影響を受けているのでは、と感じたグラスも紹介しておきます。

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(高さ約9cm、口径約3.2cm、明らかにリキュール用だと思われます。)

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エリザベート・クリストフェル・ベレス

 さて、「秋のワイン会 10月29日」で飲みました2本目のドイツワインを紹介させていただきますね。

エルデナー・プレラート 1989 アウスレーゼ エリザベート・クリストフェル・ベレス(Erdenar Pralat 1989 Auslese Elizabeth Cristffel-Berrs)

 Dscf2243 エルデン村のプレラート(高位聖職者、高僧)畑(等級:アウスレーゼ)というワインです。写真では見にくくて申し訳ありませんが、エチケット左に白い僧侶が描かれています。この畑は複数の所有者がいるのですが、なぜか、加えて、Dr.ローゼン、メンヒフォフの少なくても3醸造所が同じ絵と思しきエチケットを採用しておりました。

 過去形で書いたのは、残念ながらこの蔵は1997年後継者不足により、惜しまれつつも蔵を閉めてしまったからです。他にも、エルデナー・トレプフェンワイン、ユルティッヒャー・ヴュツガルデン等の畑を有しており、ワインに夢中になり始めた頃から随分とお世話になったので、蔵を閉めたと聞いた時には本当に残念、悲しかったです。それでも、一番畑の、このプレラートは、今やドイツでも10指に数えられるDr.ローゼンに買い取られたとのことで、ドイツワインファンとしては、唯一の救いでした。

 さて、肝心のワインですが、小生が個人的には大変優れたヴィンテージであると思っている1989年もの、経験上、既に充分飲み頃と思って抜栓したのですが、グラスに注いだワインはまだ若干黄色が混じっているものの麦わら色。香りからも熟成香はほとんど見出すことはできません。口に含むと強烈な酸味に驚かされてしまいました。1989年は天候が良すぎて酸が不足した年だと言う方もいらっしゃいますが、このワインに関してはまったくそんあことはありませんでした。糖分はアウスレーゼとしては低め、50g/L代からせいぜい60g/L代前半位でしょうか。ただ、あまりの酸に甘味がマスキングされている可能性があります。

 ワインとなって22年が経過している訳ですが、小生が予想している1/3程度の熟成進行度であると思います。50年選手である可能性があります。

 一般的には高い糖分が保存性を高めると考えられがちです。これもその重要な要素ですが、小生はドイツワインの高い生命力は『酸』にこそあると思っています。昔、やはり20年以上が経過している糖分が極少ない低い等級のワインでまったくといっていいほど熟成が感じられないワインに出会い、かなり驚かされたことを今も鮮明に憶えています。

 もしかしたら、このワインはまだこれから10年、20年と同じような状態が続き、小生が思い描く金色に輝くワイン育たないのかもしれません。

 幸い同ロットの同ワインをあと4本入手できましたので、10年、15年、20年後(その後はこちらの寿命が…)と、このワインの将来を確かめたいと思います。

 また、ドイツワインの奥深さを発見してしまいました。もう絶対に抜けられません。でも、なんて素晴らしい人生かって、改めて幸せに浸った一晩でした。

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家飲み 平成23年11月5日(土)

 もう11月ですね。でも丁度お昼時、食材の調達を兼ねたウオーキングをしていましたら、かなり汗ばんでしまいました。秋、真っ最中のはずですよね、何かちょっとおかしい…。

 さて、山々の紅葉もかなり色づいているようですが、小生の懐は「最後の一葉」までひらひらと落ちてしまったようです。

 こういう時こそ、ぱあっと楽しく飲むのが小生のスタンスであります!

939 とりあえず、今日もお花を!(実家の裏庭にひっそりと咲いていました。秋らしいですね。)

① とりあえずのビールとお通し

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 左は六方に向いた里芋をスライスし、オリーブオイル、にんにくでソテーしたものです。里芋は和食ではほとんど煮るといった調理法ですが、こうするとちょっと食感が異なり面白いですよ。(ちゃんとイタリアンしています。)真ん中は煮卵。10個パックなのでどうしても余り気味になるのでよく作ります。黄身の状態に最新の注意を図り、2日間ほど漬け込んでいます。ねっとりして美味しいですよ~。右はみたまんまの料理(?)です。レパートリーを増やすため料理本をみていたのですが、この一品が1ページを飾っており、思わず笑ってしまいました。記憶の糸を手繰るとお袋がつくる弁当にも入っていたし、料理初心者のころ自分でもたびたび作っていました。さらに笑えたのは、レシピで、①きゅうりをちくわの穴にあわせ細長く切る、②ちくわに差し込み、切り分ける、というものでした。(誰でもわかるちゅうねん!)小生流に補足すると、まず、きゅうりをちくわの長さにカットし、縦に四つ割にします。このままだとまず太すぎるので、断面積三角形のきゅうりの角を面取りし、できるかぎり円柱に近づけます。ちくわはかなり弾力性があるので、きゅうりの径はちくわの穴の1.5倍くらいにし、ちょっとむりやり押し込みます。こうすると、カット面の穴に隙間がなくなり、見た目が断然美しくなります。

② 本日のワイン

949_3 このワインは「パスクア/ビアンコ デル ヴェネト」と「ロッソ デル ヴェネト」という、イタリアはヴェネト州(イタリア北部 ヴェネチアを有する州です)ヴィンテージは共に2010、品種は未記載。まあ、こいったワインは薀蓄とはまったく対極にあります。ラテンのノリで楽しみましょう。白はもう少し酸が豊富だと楽しいな、赤はフルーティでチャーミング。とても素敵なワインでした。

③ 抜き菜のお浸し

954_2 「抜き菜」は、生育途中の大根をより大きく育てるために間引いた大根です。実家の裏には猫の額ほど畑があり、実家に行った際、お袋が目の前で間引いてくれたものです。本当はこれを漬物にすると超美味しいのですが、残念ながら糠床を持たない小生は、お浸しにしました。軽い苦味と歯ごたえがたまりません。

④ 秋刀魚の煮付け

959 毎回のように登場している秋刀魚ですが、今回は二番目にメジャーな料理方法を選びました。筒切り秋刀魚を甘辛く煮ただけですが、このような青魚で脂が十分な魚の場合は、煮汁をちょっと濃い目につくり、強火で短時間で仕下げるというのが、小生流です。秋刀魚はもちろん美味しいのですが、ふっくらと仕上がった梅干がまたたまらないのです。

⑤ パルマ産生ハム

962_2 イタリアは、エミリーア=ロマーニャ州のパルマで生産された生ハム(18ヶ月熟成)です。日本産の生ハムはあっさりめですが、これはある意味「獣臭く」、味は濃厚。いかにも狩猟民族が作った加工品なのですが慣れれば、日本産生ハムは食べられなくなってしまいます。ちなみにデザートに登場する洋梨ともあわせたのですが、ばっちりの好相性でした。

⑥ 菜っ葉の炒め物

965_2 本日訳あって実家にいったのですが(後述)、その時、ご近所様から頂いたというこの野菜を強奪してきました。「これ何という野菜なの」、「…」、「何なんだよ!」、「菜っ葉だ!」とお袋が切れてしまったので今日から「菜っ葉」という名の野菜になりました。(笑)たぶん、朝採りでしょう。とにかく鮮度抜群なので、急遽、メニューに加えました。にんにく、生姜、中華スープ、塩のみ。中華鍋が温まってから、ものの1分もかかっていませんが、しゃきっとみずみずしく、この料理法がベストだったと確認しました。

⑦ 南瓜のニョッキ

967 ふかした南瓜、デュラム・セモリナ粉、生クリーム、ブルーチーズ、パルメジャンだけの料理です。「秋のワイン会 10月21日」でもハロウィーンに引っ掛けて作って好評だったので再挑戦したのですが、油断しました。今日の南瓜は妙に水っぽく、おまけに粘り、いくら小麦粉をいれても生地がまとまらないのです。生地を休ませれば少しは、と期待したのですが、全然だめ。整形も難しく、よって見た目も悪く、もっちりしすぎたパスタ料理となってしまいました。南瓜の選択でこれほど変わるとは…。勉強になりました。ちなみにソースはばっちりです。

⑧ 本日のデザート(その1)

975 洋ナシ=ラ・フランスとこれまた実家でGETした柿です。ちなみにラ・フランスは一週間ほど前に購入し、追熟させたもので、ラッキーなことに、ほぼ小生好みの状態となりました。何という高貴な香り・甘さでしょう。同じ梨といっても、日本の梨のシャリシャリ感、みずみずしさとはまったく異なります。(もちろん、どちらも大好き!)初めて食べたのは、かれこれ15年くらい前だったと記憶しています。今でも当時の感激を憶えています。(値段は当時400円ほどでした。こういうことだけは忘れないんです。今はいい時代になりました。)ただ、追熟が難しく、毎日お尻のあたりを触っていればわかるようになるのですが、店頭に並んでいるラ・フランスが後、何日後が食べ頃なのかわからないんです。例えば、お客さんがお見えになる日に振舞いたいと思っても、何日前に買ったらいいか悩んでしまいます。おまけに食べ頃になるまで時間はかかるのですが、そこからは一気に痛みます。厄介な果物なのですが、有り余る美味しさを持っています。

適当なドイツワインが無かったので梅酒ロックを合わせましたが、手頃で美味しいハーフボトルを常備しなければと痛感しました。

⑨ 本日のデザート(その2)

978 お袋が作った黄粉のおはぎです。(実家あたりでは、あんこを使っていないものも「おはぎ」と呼んでいます。)本日、両親が妹(娘?)のようにかわいがっている吉田町の家族が遊びに来るため「おはぎ」を作るという情報をリークしたので、実家まで略奪にいったしだいです。もちろん、子供の頃から慣れ親しんだ味です。美味しくないはずがありません。これはさすがに緑茶でいただきました。

 今日も、秋をたっぷりと楽しませていただきました。いつものとおり、(ニョッキ以外)普通のお宅の食卓に並ぶような料理ばかりでしたが、ワインは懐が深い!スーパーに並ぶ安いワインで充分です。(イタリア、スペイン、チリなどをお勧めします。)

 皆さんも素敵なワインライフを送ってくださいね~~!

※ もうしばらくしたら、小生の懐を寂しくしている原因を紹介できそうです。こうご期待!

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シュタインベルガー 1966 カビネット

 本日は、「秋のワイン会 10月21日(土)」に載せましたとおり、当日、飲みましたドイツワインについて、書かせていただきます。

 1本目がこのワイン「Steinberger 1966 kabinett」です。

 たぶん、日本で一番有名なドイツワインではないでしょうか。大体、ワイン関係の本には、一番最初に紹介されており、「かの鉄血宰相ビスマルク(1815-1898)がこよなく愛した、ドイツを代表するワイン」などと書かかれています。

 かつて、ドイツ・ラインガウでも秀でた醸造所を二山五城と称した時期もありましたが、この二山のうち一翼がシュタインベルガーです(もう片方は小生の愛してやまないシュロス・ヨハニスベルガーです)。

 この畑は、ハッテンハイム村にあり、面積約32ha、約800年の歴史を持つ由緒ある畑で、いわゆる「モノポール(単独所有畑)」です。

 その所有者は、今はエルトヴィレにある「Staatsweinguter Kloster Eberbach」となっています。直訳すれば、「エーバーバッハ修道院 国立ワイン醸造所」と、いった感じでしょうか。名前が示すとりおり、最初は「シトー派」の修道院の方々が開墾して作り上げたようです。

 ちなみに、今でも楽天酒販店では「国立」と謳っている店舗が多いのですが、実際、現在は、「ヘッセン州」の管理下に置かれているそうで、楽天店舗でも「州営」と表記している店舗も少なからずあります。土地・施設まで州の所有になったのか、はたまた所有権は国のままで運営のみ委託のような状態で州にまかされているのか、小生の勉強不足でわかりませんでした。申し訳ありません。

Dscf2241 写真が、不鮮明で申し訳ありません。少しドイツワインに詳しい方なら「何か違うぞ?」とお思いになられたかもしれません。そうなんです。エチケット(ラベルのことです。)が通常のワインと異なるのです。「国立(州営)ワイン醸造所」はこのエルトヴィレだけでなく主要産地の各所に醸造所を有しているのですが、共通して「鷲」のマークが記されています。このワインにはそれがありません。たぶん、ダインハート社が販売するための専用エチケットが張られたのだと思います。コルクの焼印をみればこの会社が瓶詰めしたものか、蔵元の瓶詰めかわかるだろうと思ったのですが、残念ながらコルクの寿命が限界に達しており、抜栓途中でボロボロになってしまい、判読ができませんでした。(※ ドイツワインのコルクは総じてお世辞にも良質とはいえません。加えて強烈な酸にやられるせいか、古いワインでは今回のようなことは珍しいことではありません。)

 肝心のワインですが、45年が経過しているにもかかわらず「生きて」いましたが、飲むには限界と言える状態でした。味わいはというと、酸味・香味・複雑さ等、全てにおいて『凡庸』といわざるを得ないものでした。しかし、これが頂点を過ぎてしまっているからなのか、保存状態によるもので体調が万全では無かったのか(小生には変質としているとは思えませんでしたが…)、それとも最初からからこの酒質なのか、勉強も経験もまったく足りない小生には、判断ができませんでした。

 「カビネットだからそのくらいであたり前だろう」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、もう一方の雄である「シュロス・ヨハニスベルガーQbA(たぶん1979)」を20年ほど前に飲んだのですが、糖分こそ少ないものの、凄みさえ感じる、それはそれは素晴らしいワインでしたの。

 過去、小生は「素晴らしいシュタインベルガー」を経験したことが無く、この畑の資質には疑問を抱いています。

 しかし、日本におけるドイツワインの大権威であられた「古賀 守」先生の著書でも、シュタインベルガーは別格扱いをされており、ビスマルクの件もしかり、過去においては、本当に素晴らしいワインを作っていたであろうということは事実だったと思います。

 ワインはいくら畑が優れていても、栽培責任者、醸造責任者などのスタッフが高い志をもっていなければ、そのワインは力を発揮できないのは当然のことで、更に数百年もトップの名声を維持し続けることは、並大抵のことではないのでしょう。(ブルゴーニュのヴォギュエ、ボルドーのシャトー・マルゴーなどがその例でしょう。)

 小生はというと、どうしても自分の舌で「真実」を確認したいのです。でも、何年前まで遡ればよいのでしょうか?

 また、課題が増えてしまいました。でも、探究心や好奇心を失ってしまっては「成長」はあり得ません。

 心を新たにさせてくれた一本でありました。

※ 当日飲んだもう一本も必ず書きますので、是非お読みくださいね!

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