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「セガンティーニ」(画家)

 秋真っ盛りですね。どうしても「食欲」に走ってしまう小生ですが、たまにはと、先週土曜日(10/22)、静岡駅の直ぐ北「葵タワー」内にある静岡市美術館で開催されていた『アルプスの画家 セガンティーニ -光と山ー 展』に行ってきました。

 Photo「ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-1899)」は、イタリア北部で生まれ、やがてスイスに移住し、アルプスの自然やそこに住む人々、生活などを主に描いたことから「アルプスの画家」と呼ばれているようですが、たった41歳で亡くなってしまわれたそうです。

 
「色彩分割技法」を用いた作品が秀逸で、今の名声を築いたようです。色彩分割技法ですが、これは、単純に色を見えたままに描くのではなく、構成する色を”分割”して描くのだそうです。例えば、上の絵をご覧ください。空が青く描かれていますが、近くによって凝視すると青の絵の具のみならず、白、グレー、ブラックなど多様な色が、1cmに満たない細い線で描かれていることがわかります。また、絵の下部に描かれた草原には緑の他、補色である紫なども用いられ、絵に独特の深みを与えています。(これと同様の概念が、スーラの点描だそうです。何となく納得。)

画家の初期から最晩年の作品、直筆の手紙、弟子の作品等、60数点の展示会だったのですが、小生は1890年代初期の色彩分割技法を極めた頃に描かれた5点ほどの作品に深い感動を覚えました。(上記の絵もその一つです。)

この「セガンティーニ」の人気や認知度がどの程度なのかわかりませんが、小生とこの画家との出会いは20年ほど前になります。当時「サライ」という雑誌に倉敷にある「大原美術館」の特集が組まれていたのですが、モネ、セザンヌ、マネ、エル・グレコ等、そうそうたる画家の作品の中で一番心ひかれたのは、初めてみたセガンティーニの「アルプスの真昼」という作品でした。ずっと心にひっかかっていたのですが、確か、平成5年だったと思います。たまたま上司と京都に出張する機会がありました。用件は金曜日に完了したため、倉敷まで足をのばし、この絵を直に観ることができ、とても感動したことを昨日のことのように覚えています。

今回の展覧会で確認できたのは、大原美術館の作品が、小生の考えるの絶頂期の中でも、間違いなく傑作の一つであろう、ということでした。

残念ながら静岡市美術館の作品展は終了してしまいましたが、東京の「東郷青児童美術館」で、11月23日から12月27日までの会期で開催されています。倉敷の大原美術館を含め、興味をお持ちの方は是非ご覧いただきたいと思います。

小生はというと、この展覧会の後、なじみのイタリアンで美味しい料理とワインを楽しませていただきました。なんという幸せな一日だったのでしょうか。

皆さんも、食欲・読書・スポーツ・芸術の秋を楽しんでくださいね!

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