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2011年2月

家飲み 平成23年2月12日(土)

 さあ、三連休です。出不精の小生は一念発起して東京まで行ってきました。ワイングラス専門店「グラス・ヒュッテ銀座」さんで開催されている「樋口主明(きみあけ)・真一 パート・ド・ヴェール展」を拝見するためです。作家さんのこと、「パート・ド・ヴェール」のことは長くなるので別に書かせていただきます。ご主人と長く話し込んでしまい、家に戻ったのが20時を過ぎてしまったのですが、気分がよいので家でゆっくりと飲むこととしました。

① サラ ビベ ブリュット(SARA VIVE BRUT)

Sany0159  まずは、スパークリング。それも小生初体験の「メキシコ産」です。瓶の左肩に金色のシールが貼られているのがわかりますか。「ロバート・パーカー87点」と書かれています。肝心のお味はというと、う~ん、小生はスパークリングには「華」がなければと思っているのですが、どうもそれが感じられません。洗練されていないのですね。各種の要素は悪くないとは思うのですがまとまりがなく、1本飲みきるのにいつもより時間を要しました。でも、880円という値段からすればよい出来だと思います。でも87点というのはね…。大御所Pさんは時々訳のわからない点数をつけますのでご用心を。

② 本日のパン

Sany0155  東京大丸によってきましたので、例のごとく「メゾン・カイザー」にお出ましいただきました。左は言わずと知れたクロワッサン、中央はオリーブとドライトマトを練りこんだもの、右はドライイチジクを練りこんだものです。今回、真ん中のパンが秀逸で、これだけで十分ワインのあてになります。

③ アサリのワイン蒸し

Sany0162  こんなに簡単で白ワインにあう料理があるか、って感じですね、小生の場合は、これはアサリをいただく料理ではなく、ネギを食べる料理です。まずフライパンにバターを投入、ネギをちょっと焦げ目がつくように焼いたら、よく洗ったアサリと多めのワインを投入、すぐに蓋をして、アサリの殻が開いたら、皿に盛り付けパセリをぱらっとしたら完成です。ネギがアサリから出た旨味を吸ってくれてとてもうまいんです。レタスでも美味しくできます。是非お試しあれ。

④ 野菜の蒸しサラダ

Sany0166  蓮根、薩摩芋、人参、南瓜、ブロッコリーを蒸しただけのサラダです。右端のソースは何だと思います?実は味噌にパルメザンを混ぜ、オリーブオイルで少し伸ばしたものなんです。TVで同じ発酵食品で相性がよいと某イタリアンレストランンのイケメンシェフが申しておりましたので、ちょっとチャレンジしてみました。これが意外といけるんですね。味噌の味、匂い等はまったく感じさせません。黙ってだされてもわからないと思います。塩分が濃いのでちょこっとつけるだけで十分です。生野菜のディップとしても利用できそうです。これもお試しあれ。

⑤ ガンディア マルケス・デ・トゥーリガ2009(スペイン・赤)

Sany0167  これも安っすい(笑)テーブル・ワインです。思っていたほどの癖もなく、果実味も割と豊かでお値段分は十分にお仕事をしくれました。

⑥ 本日のパスタ

Sany0168_2  ③でアサリのワイン蒸しを作りましたが、アサリから水分が出ますし、ワインも加えてありますので、美味しい出汁が残ります。パンにつけていただいてもよいのですが、今回はこの出汁を活用して、パスタを作りました。ミニトマトを少し煮込んで、かなり固めに茹でたパスタをフライパンに投入、出汁を吸わせるように混ぜ、お皿に盛りつけ、茹でた絹さやを散らして完成です、シンプルですがまずまずの出来となりました。アルデンテはもちろん、この頃少しずつコツをつかみつつあります。(実際にお作りになられる場合、出汁が煮詰まってくるのでパスタの茹で汁を加えて調節してください。ちなみに本品はアサリとバター、茹で汁の塩分があるので、塩は加えてありません。)

⑦ 鍋?

Sany0171_3  先週「遊喜智」でいただいた鍋の牛蒡がとても美味しかったので、小生バージョンでチャレンジしました。鍋に出汁、日本酒、味醂、醤油(どれも適当)で、すこし甘い下地を作ります。笹掻きした牛蒡は酢水であく抜きして、鍋に投入。程よく煮えたら、鶏肉を加え、火が通る直前に大量の水菜を加え蓋をして少し火を通します。そこに溶いた卵を加え蓋をして蒸らして完成です。牛蒡と水菜がしゃきしゃきして美味しいこと!今回は親子丼よろしく鶏肉を使いましたが何でもよさそうです。日本酒やビールにも会いそうですが、ワインでもまったく問題ありませんでした。

⑧ デザート+ディジェステフ(食後酒)

Sany0173_2 Sany0177  いつも懇意にさせていただいていいるKさんから、今年もヴァレンタインということでチョコレートをいただきました。小生なようなものに、いつもいつもお気遣いいただき、本当にありがとうございます。「Tar Tare」というお店のトリュフチョコなんですが、これがメチャメチャ美味しいです!!!さすがにこれに合うワインは難しいので、ブランデー(カミュVSOP)を合わせたんですが、チョコにも洋酒が使われているらしく、相性は最高に抜群でした!ちなみにグラスは、本当に手に隠れてしまうほどに小さいブランデーグラスですが、フォルムも美しく、薄く仕上げられたお気に入りの一つです。

⑨ デザート+紅茶

Sany0178  仲良くさせていただいているYちゃんからも、バレンタインのお菓子を頂戴しました。気を使わせちゃってごめんね。本当にありがとうございます。涙が出ちゃいますね。右のお菓子は「ブールミッシュ」というお店の「トリュフケーキ」でトリュフ・オ・ショコラを忍ばせたチェコレートケーキです。何か合わせるワインをと探したのですが、実は東京から帰る新幹線の中でビール500ml缶、350ml缶各1本いただいて気持ちよく帰ってきており、この時点で+ワイン2本とかなり効いているので、紅茶で優雅にいただくこととしました。ケーキは「モンド・セレクション最高金賞受賞」の名に恥じぬ、とても美味しいものでした。締めに甘いものがあると本当に満足しますね。

 今日は、昼間東京に行ってた都合上、超簡単料理ばかりになってしまいましたが、家庭の料理はこんな感じですよね。ワインがあれば幸せです。

 料理はへなちょこですが、素敵な女性からいただいたお菓子のおかげで大満足の一夜となりました。次回はもうちょっと料理がんばりますね。

 皆さんのワインライフが素敵なものでありますように!!!

 お粗末でした。

   

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手付ガラス菓子皿

 最近、飲む・食べることばかり書いておりましたので、今日は久しぶりにガラスの記事を書きますね。

 昨日、ヤフーオークションで落札したガラス皿が届きました。まずは画像をご覧ください。

Photo_2 Photo Photo_4Photo_3  ※ 画像をクリックしていただければ、より大きくご覧になれます。

 出品者様の話でも、どうも素性がわかりません。ガラス部分は、中央のカットからみればボヘミアン・ガラスのように思えますが、全体の印象は江戸切子系のデザインに近い気がします。

 肝心なのは周りに施された銅(黄銅の一種か?)の網込みで、竹細工のようであり和を感じさせるのです。まあ、これがまた実に細かい細工で本当に素晴らしいのです。それなりの時代を感じさせるのですが、金属部分の腐食もなく、美しい黄金色を保っております。ちなみにお皿の直径は21.5㎝です。

 ガラスは何でも好きなのですが、際限がなくなってしまうので、グラス=酒器に限定して購入しているのですが、あまりの素晴らしさに入札してしまったものです。

 手元に届いた実物は写真以上に素晴らしいです。出品者様は「菓子皿」と称していました。その名のとおり和菓子用がよさそうですが、何か料理を盛りこむともできるかと考えましたが、小生の腕では、とてもこれに合うお料理など作れません。

 季節が暖かくなったら「遊喜智」に持ち込んで、小林大将にお願いしようかなって考えています。

 とてもうれしいのですが、また部屋が狭くなってしまいました。物欲尽きることなし…。お粗末でした。

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「遊喜智(ゆきち)」  平成23年2月5日(土)

 あっという間に2月ですね。日中2回ほど日課の散歩(ウオーキング)に出かけたのですが、お昼頃は本当に暖かったですね!4月初旬の陽気だったとか。夕方の散歩はさすがに少し寒かったのですが、春は着実に近づいてきています。ということで、今日も遊喜智にお邪魔してきました。

① 先付け(海ツボ)

Sany0141  まずはビールとともに、この海ツボをいただきました。貝はどれも美味しいですね。順調な滑り出しです。

② お造り

Sany0144  今日も美しくて本当にうれしいです。お任せの盛り合わせですが、いつも「今日は何が盛られているのかな」と一番うきうきしてしまう時間です。本日は、さより、メジ、バチ、天然ブリ、フグ(軽く湯引き)、赤貝です。熱燗2合でいただきました。「お刺身」と言ってしまえば一言ですが、どれもそれぞれ個性があり、この一皿だけで一つの「世界」が築かれているような気がします。どれも美味しくいただきました。

③ 天麩羅盛り合わせ

Sany0146  途中から、先週の遊喜智の新年会(「L'GAP」のページをご覧ください。)でご一緒させていただいた素敵な女性がお見えになり、ご一緒させていただくこととなりました。写真は二人前です。キス(頭・骨唐揚げ付)、菜の花、茎茶と桜えびのかき揚げなどです。どれもカラッと揚がっており、冷えたシャルドネとよく合いました。

④ 鰤のしゃぶしゃぶ

Sany0148  ちょっと見づらくて申し訳ありません。今日は二人ということで、いつも一人の小生にはなかなか出せないいる「鍋物」をということで大将が準備してくれた一品です。お醤油味の出汁に軽くくぐらせいただくものです。とても鰤が美味しいのですが、血合いの部分が火を通すことでちょっと生臭く感じてしまったのは残念です。(生でいただいた時は全く感じなかったんですが、料理って本当に難しいですね。)鰤を楽しんだ後、写真のワインに隠れている山盛りの牛蒡などの野菜を鍋にドバっと入れたんですが、突然「卵でとじたら美味しんじゃないの」と思い、無理言って大将に卵を用意していただきました。そしたら「柳川」のようで、まあ、本当に美味しいこと!

⑤ コーチン生ハム

Sany0150  すでに赤ワインに移っています。この生ハムは結構スモークが効いており、赤にも十分に合わせられます。遊喜智にいったら一度試してみてください。

⑥ おまけ

Sany0151_3  すみません、パソコンに取り込んだ段階では「縦」になっているはずですが、ブログに張り付けると横になってしまいます。カウンターに飾られたお花がとってもきれいだったので思わず「パチリ」とさせていただきました。お花の中で最も好きなものの一つがチューリップです。

⑦ ももちゃん農場のトマト

Sany0153  全野菜中、最も好きなのがトマトであります。これは焼津の「ももちゃん農場」で大将本人が収穫してきたものです。トマトは生で煮てもワインによくあいます。

⑧ 漬け盛り

Sany0154  遊喜智の漬物は、どちらかというと浅く漬けたものですが、あっさりとそしてそれぞれの野菜の食感が楽しめます。日本酒にもビールにも合うんですが、醗酵させた食品はワインとも好相性ですよ。

  今日は珍しく女性と一緒ということで少し緊張してしまいましたが、一人で飲むのとは、また違った楽しさがありますね。気持ちよくお店を後にすることができました。お姫様、ありがとうございました。

 大将、看板娘達、若い衆、今日もお世話になりました。感謝、感謝であります。次が待ちどうしいな。来月もよろしくね!

 「遊喜智(ゆきち)」 藤枝市駅前1-7-21 ダイユービル1階 電話054-646-9494 基本的に日曜定休 HP http://www.yukichi9494.jpP

 

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「L’GAPE(ラガップ)」フレンチレストラン 平成23年1月30日(日)

 前日のイタリアンに引き続き、本日はフレンチレストランにお邪魔することができました。いつもお世話になっている「遊喜智」の小林大将から「スタッフの新年会をお客様を交えて開催するので是非出席してください」と丁寧なメールを頂戴しました。人見知りな小生は、ちょっと躊躇しましたが。せっかくのお誘いだし、始めていく店ということもあり、いざとなれば小林大将と看板娘たちがうまく会を盛り上げてくれるだろうと、遠慮なく出席させていただくこととしました。

 当日は、私たち12人のみの借り切りでした。お店はこじんまりとおり、この人数がちょうどぴったりで、しゃれたお店です。お集まりいただいた常連さんは、それそれ職業も性別もバラバラですが、さすが、遊喜智で楽しむすべをご存知な方達で、みなさんとても素敵な方々です。すぐに打ち解けて、楽しい会が始まりました。

 いただいたお料理を紹介します。

① アミューズ

Sany0128  左上から、チーズ風味のシュー、子牛肉のパテ、玉ねぎのキッシュです。(写真は二人前)特に玉ねぎのキッシュはじっくり炒められた玉ねぎの甘さがじんわりと口中に広がり、とても美味しくいただきました。

② 小川港さばとアンデスレッドの包み焼き

Sany0130  サバを「アンデスレッド」というジャガイモのマッシュで包んで焼き上げた一品です。これもとても美味しくいただきました。

③ 帆立貝のムースとカリフラワーのスープ

Sany0131_2  とてもふんわりとしたムースに、ほんのりカリフラワーを感じさせるスープをかけたやさしい一皿です。一緒にいただいたアルザスのリースリングワインとの相性もばっちりでした。

④ 静岡麦豚のロースト 赤ワインソース

Sany0134_2   みてください!いい色に焼けてますね。とても柔らかく、味わい深い、これまた素晴らしい一品でした。豚をこのくらいぎりぎりに火を通すのはかなり難しいと思います。また、切られた肉の厚さがベスト(7~8㎜位)でした。肉は当然塊の方が美味しく、かといって厚すぎれば食べにくく、この肉の柔らかさにちょうどあった厚さです。見事です。

⑤ ドイツワイン

Sany0137_2  ※ すみません、縦にしなければならないのですが、やり方がわかりません。

 このワインは、ずうずうしくも、小生がデザート用に持ち込ませていただいた一本です。ドイツ ラインガウ ヨハニスベルガー・クラウス1989アウスレーゼ(ヘッセン伯爵家)です。よく熟成はしていたのですが、ラインガウにしては力不足、80年代はみんなこんな感じなのかもしれません。(70年代は素晴らしかった!)

 「もっと濃いアイスワインの熟成したものは、チョコレートケーキとの相性がいいんですよ」などど小生が偉そうに言っていたら、シェフがサプライズを提供してくれました。

⑥ ガトー・ショコラ

Sany0135  ワインはアウスレーゼだったのですが、ラインガウのほのかな苦みと甘さがケーキによく合いました。シェフ、お気遣いありがとうございます。

⑦ デザート

Sany0139  上からクレームキャラメル、白ワインのムース、紅ほっぺのシャーベットです。特にムースが素晴らしかったです!ワインとも好相性です。

⑧ 茶菓子

Sany0140_2  なんと、デザート以外にも、コーヒーや紅茶などの飲み物に合わせて、かわいい茶菓子を供してくれました。上から、マカロン、いちごのグミ、生キャラメル、生チョコレートです。どれも素晴らしかったのですが、特にグミにはまってしまいました。

 以上が、本日の晩餐です。お料理は、ヌーベル・キュイジーヌ系ではなく、どちらかといえばクラシックなフレンチに属すると思いますが、決して重いことなどなく、どれも美味しくいただくことができました。

 10~12人くらいの親しい人を集めれば、貸切にさせていただくことができます。特に女性には喜んでいただけるのではないでしょうか。皆さん、是非、一度足を運んでみてください。ランチもやっているそうです。また、藤枝に素敵なお店を発見してしまいました。うれしいですね。

 今夜、同席いただいた遊喜智の常連さんや小林大将、看板娘達スタッフ、皆、素敵な方達ばかりでしたので、本当にすてきな3時間を過ごすことができました。皆様、ありがとうございました。この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

 小生もできれば早期退職をして、ワインなどを提供するお店を持ちたいという夢を持っているのですが、「遊喜智」の小林大将が本当にうらやましく思いました。素晴らしいスタッフと素敵な常連さんたちに囲まれて仕事ができるなんて。もちろん、眉をひそめたくなるようなお客様もいらっしゃるのでしょうが、小生がお邪魔している限りでは、客筋はいいです。小林大将には、和食を基本として大事にするのはもちろんですが、今夜のような他ジャンルの素晴らしい料理からインスピレーションを感じて、さらに料理を発展していって欲しいと思っています。

なんだか、また偉そうなことをかいてしまいましたね、申し訳ありません。お粗末でした。

「L’GAP(ラガップ)」藤枝市青木三丁目3-28 電話054-637-0290

詳しくはHPをご参照ください。http://lagape.jp/

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お誕生会(イタリアン) 平成23年1月29日(土)

 小生のブログをご覧の皆さんは「遊喜智」ばっかりいってるな、とお感じになってらっしゃるかと思いますが、同じペースで月1回、静岡市内のとあるイタリアンレストランにお邪魔しています。

 基本的にシェフとマダムお二人で切り盛りされているのですが、マスコミ取材をお断りしているお店であります。これは①「自分の味で勝負したい」、②「既に常連さんが大勢ついているので、皆さんの居心地・時間を大事にしたい」というお気持ちからだと思います。小生もこれに賛同し、今までブログ掲載は控えておりましたが、本当に美味しいアット・ホームな素敵なお店です。

 小生にはこのお店を中心に集まるメンバーが総勢7名おります。会には薬剤師が三名おり、その繋がりで、市内に病院を開設なさっているH先生ご夫婦とお知り合いになることができました。とっても素敵なご夫婦です。

 2009年12月30日、レストランの締日に御一緒させていただいたのですが、ご夫婦お二人にもかかわらず、トスカーナの「レ・ペルゴーレ・トルテ1997ダブル・マグナム」を準備してくださっていました。先生夫婦でとうてい飲みきれる量ではなく、先生は参加された皆さんに気前よくふるまってくださいました。特に小生のテーブルでは仕事で繋がりのある薬剤師がいる関係上、かなりの量を頂戴することができました。感謝のみです。

 その後も、何回かお店で御一緒させていただく幸運にも恵まれましたので、思い切ってお二人のヴァースデイ・ビンテージをお聞きしました。さ、大変。これからが小生の本領発揮です。昨年12月30日にお見えいただけるかなと準備万端だったのですが、残面なことに先生は翌大みそかに当番医にあたってしまわれたということで当日は欠。残念に思っていたら、お二人とも1月が誕生日とお聞きしてましたので、我が「勝手に祝い隊」は「お誕生会だ~!」とマダムにお願いし、小生たちのことは内緒でお二人をお店に誘っていただきました。そして、無理をいわせていただき一緒のテーブルでお祝いをさせていただくことになりました。

 ロゼのスプマンテで乾杯をして、その後、たくさんのワインをいただきました。お料理は「牡蠣のリゾット」、「マテ貝のスパゲッティーニ(ビアンコ)が、特に滋味深く、ベストな固さで、とても素晴らく、本当に楽しい会になりました。突然のことで最初ご夫妻も驚かれた様子でしたが、最後にはすっかり打ち解けてくださり、「少しは楽しんでいただけるかな~」と心配しておりましたが、何とか会を納めることができました。

 ついでですが、小生がご用意させていただいたワインだけ紹介させていただきます。

① シャトー・ド・プレサック1960Magnam(Chatoue de Puressac1960 Magmam)

Sany0123_2  ボルドーはサンテミリオン地区のシャトーですがが、珍しくセパージュは、ボルドーでは補助品種である「マルベック100%」とのこと。これは奥様のバースデイ・ビンテージのワインです。ご存知の方も大勢いらっっしゃると思いますが、ヨーロッパでほぼ全滅という厳しいヴィンテージでした。しかし、このワインは数年間に、リコルク・リラベルで蔵出しされたということで、すくなくても抜栓後5分間は楽しめるだろうと選択したものです。

 確かにキャップシールをはがすと2005の文字が、コルクを抜くと側面には1960の文字があります。これは2005年にシャトーでリコルクされた証です。このようなワインですが、デキャンティングで壊れてしまう恐れがあったので、澱のリスクも承知でダイレクトにグラスに注ぎ「なんでもいいからまず香りを楽しみ、味わってみて!」と皆さんに急いで指示しました。よくない年ということで、もっと明るい色調かと想像してましたが、思った以上に紫に近く濃い色のワインです。香りは品種からくるものなのか洗練さがちょっと不足気味でしたが、お味は十分「生きてて」、奥様同様とても若々しく「美しい(美味しい)」ワインでした。案の定、グラスに注がれたワインは5分ほどで酸味が目立つようにになり、味も平坦なものにと見る見るうちに変わっていきました。ボトルの中の残されたワインはそんなに酸化は進まず、グラスに注げばまたフレッシュな味わいを楽しむことができました。とても51年も生きてきたワインとは思えませんでした。これもマグナムボトルであったこそ。デキャンタはしなくて正解でした。

② ヴーヴレイ・ル・モン・モワルー1953 ドメーヌ・ユエ(Vouvrey Le Mont Mouelleux Domaine huet)

Sany0124  これは、先生のヴァースデイ・ヴィンテージのワインです。せっかくなので紅白になるよう、こちらは白を選択しました。フランス ロワール地方にヴーヴレイという地区があります。ここではシュナン・ブランから、辛口から貴腐を使った極甘口、さらには、ヴァン・ムスー(発泡性ワイン)まで、多種・多様なワインが作られています。このワインは「モワルー」と表示があります。これは「morlle(骨髄)」を語源としてしており、「やわやかい=クリーミーな甘口」を表しているそうです。一般的には熟成に従い甘みはそぎ落とされていくので、ちょっと心配でした。

 コルクは問題なし、香りは完全にシェリー化してます。しかし、味は十分熟成された何の問題のないもので、ほのかな甘み、それに美しい酸味を楽しむことができました。飲みごろとしては頂点は過ぎているものの、今飲んであげて正解だったと思います。

 51年、58年前のアルコールが、こうして神秘的に時間を飛び越して楽しめるなんて、ワインだけでないでしょうか。また、貴重な体験をすることができました。

 お二人の素敵な人柄があり、また、もちろん、シェフ・マダムのフォローもあいまって、素晴らしい会を開催することができました。先生ご夫婦、シェフにマダム、本当にありがとうございまいした。

 最後になりましたが、先生ご夫婦、いつまでも仲良く、素敵な夫婦でいてくださいね。

 (もちろん、またお祝いとあらば、いつでも馳せ参じさせていただきますので、お声をかけていただければ幸いです。)

 あ~、おもしろかった。ワインは本当に人生を楽しくしてくれる素晴らしい飲み物ですね。

 お粗末でした。

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