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お誕生会(イタリアン) 平成23年1月29日(土)

 小生のブログをご覧の皆さんは「遊喜智」ばっかりいってるな、とお感じになってらっしゃるかと思いますが、同じペースで月1回、静岡市内のとあるイタリアンレストランにお邪魔しています。

 基本的にシェフとマダムお二人で切り盛りされているのですが、マスコミ取材をお断りしているお店であります。これは①「自分の味で勝負したい」、②「既に常連さんが大勢ついているので、皆さんの居心地・時間を大事にしたい」というお気持ちからだと思います。小生もこれに賛同し、今までブログ掲載は控えておりましたが、本当に美味しいアット・ホームな素敵なお店です。

 小生にはこのお店を中心に集まるメンバーが総勢7名おります。会には薬剤師が三名おり、その繋がりで、市内に病院を開設なさっているH先生ご夫婦とお知り合いになることができました。とっても素敵なご夫婦です。

 2009年12月30日、レストランの締日に御一緒させていただいたのですが、ご夫婦お二人にもかかわらず、トスカーナの「レ・ペルゴーレ・トルテ1997ダブル・マグナム」を準備してくださっていました。先生夫婦でとうてい飲みきれる量ではなく、先生は参加された皆さんに気前よくふるまってくださいました。特に小生のテーブルでは仕事で繋がりのある薬剤師がいる関係上、かなりの量を頂戴することができました。感謝のみです。

 その後も、何回かお店で御一緒させていただく幸運にも恵まれましたので、思い切ってお二人のヴァースデイ・ビンテージをお聞きしました。さ、大変。これからが小生の本領発揮です。昨年12月30日にお見えいただけるかなと準備万端だったのですが、残面なことに先生は翌大みそかに当番医にあたってしまわれたということで当日は欠。残念に思っていたら、お二人とも1月が誕生日とお聞きしてましたので、我が「勝手に祝い隊」は「お誕生会だ~!」とマダムにお願いし、小生たちのことは内緒でお二人をお店に誘っていただきました。そして、無理をいわせていただき一緒のテーブルでお祝いをさせていただくことになりました。

 ロゼのスプマンテで乾杯をして、その後、たくさんのワインをいただきました。お料理は「牡蠣のリゾット」、「マテ貝のスパゲッティーニ(ビアンコ)が、特に滋味深く、ベストな固さで、とても素晴らく、本当に楽しい会になりました。突然のことで最初ご夫妻も驚かれた様子でしたが、最後にはすっかり打ち解けてくださり、「少しは楽しんでいただけるかな~」と心配しておりましたが、何とか会を納めることができました。

 ついでですが、小生がご用意させていただいたワインだけ紹介させていただきます。

① シャトー・ド・プレサック1960Magnam(Chatoue de Puressac1960 Magmam)

Sany0123_2  ボルドーはサンテミリオン地区のシャトーですがが、珍しくセパージュは、ボルドーでは補助品種である「マルベック100%」とのこと。これは奥様のバースデイ・ビンテージのワインです。ご存知の方も大勢いらっっしゃると思いますが、ヨーロッパでほぼ全滅という厳しいヴィンテージでした。しかし、このワインは数年間に、リコルク・リラベルで蔵出しされたということで、すくなくても抜栓後5分間は楽しめるだろうと選択したものです。

 確かにキャップシールをはがすと2005の文字が、コルクを抜くと側面には1960の文字があります。これは2005年にシャトーでリコルクされた証です。このようなワインですが、デキャンティングで壊れてしまう恐れがあったので、澱のリスクも承知でダイレクトにグラスに注ぎ「なんでもいいからまず香りを楽しみ、味わってみて!」と皆さんに急いで指示しました。よくない年ということで、もっと明るい色調かと想像してましたが、思った以上に紫に近く濃い色のワインです。香りは品種からくるものなのか洗練さがちょっと不足気味でしたが、お味は十分「生きてて」、奥様同様とても若々しく「美しい(美味しい)」ワインでした。案の定、グラスに注がれたワインは5分ほどで酸味が目立つようにになり、味も平坦なものにと見る見るうちに変わっていきました。ボトルの中の残されたワインはそんなに酸化は進まず、グラスに注げばまたフレッシュな味わいを楽しむことができました。とても51年も生きてきたワインとは思えませんでした。これもマグナムボトルであったこそ。デキャンタはしなくて正解でした。

② ヴーヴレイ・ル・モン・モワルー1953 ドメーヌ・ユエ(Vouvrey Le Mont Mouelleux Domaine huet)

Sany0124  これは、先生のヴァースデイ・ヴィンテージのワインです。せっかくなので紅白になるよう、こちらは白を選択しました。フランス ロワール地方にヴーヴレイという地区があります。ここではシュナン・ブランから、辛口から貴腐を使った極甘口、さらには、ヴァン・ムスー(発泡性ワイン)まで、多種・多様なワインが作られています。このワインは「モワルー」と表示があります。これは「morlle(骨髄)」を語源としてしており、「やわやかい=クリーミーな甘口」を表しているそうです。一般的には熟成に従い甘みはそぎ落とされていくので、ちょっと心配でした。

 コルクは問題なし、香りは完全にシェリー化してます。しかし、味は十分熟成された何の問題のないもので、ほのかな甘み、それに美しい酸味を楽しむことができました。飲みごろとしては頂点は過ぎているものの、今飲んであげて正解だったと思います。

 51年、58年前のアルコールが、こうして神秘的に時間を飛び越して楽しめるなんて、ワインだけでないでしょうか。また、貴重な体験をすることができました。

 お二人の素敵な人柄があり、また、もちろん、シェフ・マダムのフォローもあいまって、素晴らしい会を開催することができました。先生ご夫婦、シェフにマダム、本当にありがとうございまいした。

 最後になりましたが、先生ご夫婦、いつまでも仲良く、素敵な夫婦でいてくださいね。

 (もちろん、またお祝いとあらば、いつでも馳せ参じさせていただきますので、お声をかけていただければ幸いです。)

 あ~、おもしろかった。ワインは本当に人生を楽しくしてくれる素晴らしい飲み物ですね。

 お粗末でした。

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