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グラスの始めの一歩

 いつか書かなければと思っていたのは、グラスの基本的な知識に関することです。小生自身がそんな知識を有しているわけではないので、こんなえらそうなことを書くのも気が引けるのですが、専門的な用語等を使って書いている部分もあるので、簡単な御説明だけさせてください。

1 パーツの名称

  通常、グラスは3つのパーツに分けて呼びます。①ボウル=これはワイン等の水分を入れる部分を指します。②フット=これはテーブルに接する部分、台座を指します。③ステム=①と②をつなぐ部分を指します。通常はここを持って飲んだりするわけですが、グラスの酒類によってはこのステムがないものもあります。

2 グラスの大きさ

 例えば、バカラで言えば、統一したデザイン(名称)のもと、大きさの違ういくつかの種類のグラス等が作られます。①最も大きなものがゴブレット(水用)、②その次が赤ワイン用、③白ワイン用、そして④シェリー・ポート用、⑤最も小さいものがリキュール用となります。(あくまでも基本です)これらに加え、古いものでは、シャンパン用(クープ=後述=がほとんど)、デキャンターがワンセットとして作られることが多かったようですが、シリーズによっては、オールド・ファッションド・グラスやタンブラーや、ボウルであったり、砂糖入れであったり、花器なども作られることがあったようです。

 「あった」と書きましたが、これは特に戦前か戦後直後あたりまでのようで、バカラに関して言えば、人気定番シリーズ以外は、今では大雑把にグラスでいうと、よくて大、中、小(ゴブレット~白ワイン)くらいしか販売されていないようです。先ほど、暇に任せてあるネット販売店様のバカラの酒器限定で調べてみたのですが、名前がついたシリーズが39種類、大きさ、形違いで、128種類ありました。もちろん直営店ではありませんし、小生が知る限りではもっと別な種類や色違いも多数あり、ものすごい数を作っていることになります。やはり多くは、一銘柄、2、3種類で、人気があるごくわずかな種類(バカラでいうとアルクール等)が、前述のような幅広いラインナップを揃えているようです。また、バカラが最も得意だと小生が勝手に思っているのはウイスキー用のオールド・ファッションド・グラスですが(どっしりした普通の人が思い浮かべるウイスキー用グラスです)、やはり、これと背を高くした感じのタンブラー専門のデザインも多数ありました。残念ながら、ほしいと思うものは一つもありませんでしたが…。

  また、今では、シャンパーニュを飲む場合、ほとんどの方が、シャンパン・フルート(縦に長いタイプです)を用いられると思いますが、かつてシャンパン・グラスといえば「クープ(ボウル部分が浅いボウルか逆三角形のものと思ってください)」がほとんどで、アンティーク品でシャンパン・フルートを見つけることは以外と難しいんです。

 小生は、できれば気に入ったデザインのシリーズは全種集めたいと思うのですが、揃えて販売しているお店も限られており、資力の問題もありますので、全部買うことはできません。どれかを選ばなければならないのですが、中でも最も力を入れて集めているのは、今はほとんど作られていないと思われる(日本に入ってこないだけかもしれませんが)、リキュールとシャンパン・クープです。前者は、ゴブレットに比べると高さで1/2程度しかないものが多いのですが、小生は、絵とかグラスに関しては、リアルなもの、緻密なものが好きなので、同じデザインの細工を小さな小さなグラスに施したリキュールグラスを愛さずにはいられないのです。(小さい分、職人さんも細工が大変だと思います)また、シャンパン・クープはそのフォルムが大好きなのです。これでシャンパーニュを飲んだことはないのですが、大きささえ気にしなければ大好きなカクテル用のグラスにも使えるからです。

 これから、集めようとお思いの方がいらっしゃれば、どれかに絞るのもいいかと思います。ご参考まで。

 グラスの材質、技法等はまた改めて書かせていただきます。

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