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2010年6月

グラスの始めの一歩

 いつか書かなければと思っていたのは、グラスの基本的な知識に関することです。小生自身がそんな知識を有しているわけではないので、こんなえらそうなことを書くのも気が引けるのですが、専門的な用語等を使って書いている部分もあるので、簡単な御説明だけさせてください。

1 パーツの名称

  通常、グラスは3つのパーツに分けて呼びます。①ボウル=これはワイン等の水分を入れる部分を指します。②フット=これはテーブルに接する部分、台座を指します。③ステム=①と②をつなぐ部分を指します。通常はここを持って飲んだりするわけですが、グラスの酒類によってはこのステムがないものもあります。

2 グラスの大きさ

 例えば、バカラで言えば、統一したデザイン(名称)のもと、大きさの違ういくつかの種類のグラス等が作られます。①最も大きなものがゴブレット(水用)、②その次が赤ワイン用、③白ワイン用、そして④シェリー・ポート用、⑤最も小さいものがリキュール用となります。(あくまでも基本です)これらに加え、古いものでは、シャンパン用(クープ=後述=がほとんど)、デキャンターがワンセットとして作られることが多かったようですが、シリーズによっては、オールド・ファッションド・グラスやタンブラーや、ボウルであったり、砂糖入れであったり、花器なども作られることがあったようです。

 「あった」と書きましたが、これは特に戦前か戦後直後あたりまでのようで、バカラに関して言えば、人気定番シリーズ以外は、今では大雑把にグラスでいうと、よくて大、中、小(ゴブレット~白ワイン)くらいしか販売されていないようです。先ほど、暇に任せてあるネット販売店様のバカラの酒器限定で調べてみたのですが、名前がついたシリーズが39種類、大きさ、形違いで、128種類ありました。もちろん直営店ではありませんし、小生が知る限りではもっと別な種類や色違いも多数あり、ものすごい数を作っていることになります。やはり多くは、一銘柄、2、3種類で、人気があるごくわずかな種類(バカラでいうとアルクール等)が、前述のような幅広いラインナップを揃えているようです。また、バカラが最も得意だと小生が勝手に思っているのはウイスキー用のオールド・ファッションド・グラスですが(どっしりした普通の人が思い浮かべるウイスキー用グラスです)、やはり、これと背を高くした感じのタンブラー専門のデザインも多数ありました。残念ながら、ほしいと思うものは一つもありませんでしたが…。

  また、今では、シャンパーニュを飲む場合、ほとんどの方が、シャンパン・フルート(縦に長いタイプです)を用いられると思いますが、かつてシャンパン・グラスといえば「クープ(ボウル部分が浅いボウルか逆三角形のものと思ってください)」がほとんどで、アンティーク品でシャンパン・フルートを見つけることは以外と難しいんです。

 小生は、できれば気に入ったデザインのシリーズは全種集めたいと思うのですが、揃えて販売しているお店も限られており、資力の問題もありますので、全部買うことはできません。どれかを選ばなければならないのですが、中でも最も力を入れて集めているのは、今はほとんど作られていないと思われる(日本に入ってこないだけかもしれませんが)、リキュールとシャンパン・クープです。前者は、ゴブレットに比べると高さで1/2程度しかないものが多いのですが、小生は、絵とかグラスに関しては、リアルなもの、緻密なものが好きなので、同じデザインの細工を小さな小さなグラスに施したリキュールグラスを愛さずにはいられないのです。(小さい分、職人さんも細工が大変だと思います)また、シャンパン・クープはそのフォルムが大好きなのです。これでシャンパーニュを飲んだことはないのですが、大きささえ気にしなければ大好きなカクテル用のグラスにも使えるからです。

 これから、集めようとお思いの方がいらっしゃれば、どれかに絞るのもいいかと思います。ご参考まで。

 グラスの材質、技法等はまた改めて書かせていただきます。

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バカラ カクテル用グラス

先週、また、グラスが届きました。出品者様のお話では、1936年以前のバカラ(マーク無し)とのことです。

基本的に、小生は①観賞用(以前紹介のエルベフ)、②実用(前回紹介マティーニ)と分けていますが、今回は実用といして購入したグラスです。

Photo  こんな4客セットです。ボウルの口径7.5cm、高さ10.3cmとやや小ぶりのつくりです。何用につくられたのが疑問が残るグラスですが、小生は、ショート・カクテルにちょうど良い大きさではないかと判断し、落札にいたりました。

 届いたグラスは想像以上に小ぶりで、カクテル用としても少し小さ目かなっといった感じでした。金彩には若干のスレが見受けられます。小生は基本的には、絶対的完品を求めるタイプなのですが、この金彩というのはやっかいなもので、グラスを華々しく着飾ってくれるのですが、使用すれば簡単にすれたりはがれたりしてしまい、こうなると逆にみすぼらしく見えてしまいます。女性の厚化粧のようなもので、「どうせなら化粧しなくて、すっぴんの方がよかったのに」となってしまいます。

 このグラスは、御覧のとおりそこまでひどくなく、注意してみなければわからないくらいのすれですし、時代を考慮すれば、程度はかなりよいほうだと思います。小生は完品を求めるあまり、本当の完品は触れるのにも気を使い、使用などもってのほか、となってしまいますので、今回のお品は思いっきり使えそうで、逆によかったかなって思っています。

 多分、シャンパンクープとして作られた可能性が大きいと思っていますが、この時代のクープはほとんどが口径10cm前後で、日本人がショート・カクテル用に使うにはは大きすぎてしまうことがほとんどで、今回は品は、貴重な一品となりました。

 また、今週グラスが届く予定です。随時、紹介していきますね。

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マティーニ グラス

 先日、オークションで落札したグラスが到着しました。ボヘミアのマティーニ・グラスです。

Photo_2  出品者様の話では、銀座の老舗バーのマティーニの神様と呼ばれる方が、ボヘミアの工場に特注したグラスとのことです。正直申し上げると、現在製作されているボヘミアのカットガラスは小生の好みではありません。写真のボウルに施された細やかなカットがボヘミア独特のデザイントなのですが、これがちょっと…、と思ってしまうのです。技術的には優れていると思うのですが、今まで一度も購入したことがありませんでした。しかし、今回のこのグラスは、本当にマティーニ専用で飲み物が映えるだろうと感じ、落札にいたりました。  Photo_4

カットも鋭く(最近のグラスは安全上の問題からか、カットにキレがありません)、ステムにもフットにも丁寧な仕事が施されています。大きさも程よくとても気に入りました。この大きさというのはとても大事で、ショート・カクテルは3口で飲み干せといわれていますが、外国製のグラスは日本人には大きすぎるものが多いんです。アンティークのシャンパンクープも見た目は最高にショート・カクテル用に向いているのですが、だいたい直径10cm前後で、ちょっと大きすぎてしまいます)それにお値段の話で恐縮ですが、製作された方には申し訳ないほどのものでした。

 小生のささやかな夢は、今の仕事を早めに引退し、ワインとカクテルを飲めるお店を開店することです。今は美術工芸品クラス=観賞用のグラス集めに夢中なのですが、飲み物が映えるグラス=使える比較的安価なグラス=割れても泣かなくてすむグラスも常時探しています。

 ついでに同じ出品者様から、同時に購入したグラスを載せます。

Photo_5  これは、ボヘミア・クベトナ工房というところの作だそうで、ブルーの美しさに引かれて用途も考えずに購入してしまったものです。この工房は、あのロブマイヤーの下請けをしているという噂があるという工房らしいのです。手に持った感じでは、思ったほど薄手はないのですが丁寧に作られたものであることはだけは間違いありません。ここだけの話ですが、なんと開始価格の100円で落札となりました。安く買えるのはうれしいのですが、職人さんの技術や品質が世間に正しく理解されていないようで、ちょっと悲しいです。(これはドイツワインにもいえることなんですが。)

 ガラスは本当に美しいです。まだまだ集めますし、順次、紹介をさせていただきますね。

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「遊喜智(ゆきち)」 平成22年6月12日(土)

 今月も遊喜智に行ってきました。小生はこの日が待ち遠しくてしかたがありません。

① 本日のお品書き

612

  今日のメニューはこんな感じです。でも、大将にお任せしてありますので、順序良くお料理が運ばれてきます。

② お造り盛り合わせ

612_2  刺身が盛られている器は、タイラギの殻です。左から、タイラギ、イサキ、本メジ、鰺それに鰹です。タイラギはやっぱり美味しい貝ですね。殻は30cm近くあるのですが、食するのは3.5cm程度の貝柱のみ。贅沢ですね。印象に残ったのは、萩で揚ったというイサキでした。まだ時期としてはこれからと思っていましたが、十分、脂がのっていて大変美味しかったです。それに、右端の鰹ですが何やら黒いものが乗っているのがわかりますか。ニンニクの醤油漬けです。何と2000年に漬け込んだものだそうです。大将が独立を考え、仕込んでおいた貴重なものだそうです。10年経っていますが、ニンニクの香りと旨さは十分残っており、鰹とよくあいました。

③ 金目鯛の冷やし卵蒸し煮

612_3  何か、フレンチっぽいですね。小生がワインが大好きなので、意識して創作してくれたようです。本人は「フレンチ風に仕上げてみました。恥ずかしいです。」といっていましたが、茶碗蒸し風に仕上げたものに蒸し煮した金目を乗せ、和風出汁の餡をかけたもので、お味は立派な和食です。この大将は、食べてに喜んでもらおうと常にチャレンジしてくれており、その心意気がひしひしと伝わってきて、食べてとしてとても幸せを感じた一品でした。

④ 魚と名古屋コーチンのつくねハンバーグ トマトソース

612_4  言い忘れましたが、このお店は名古屋コーチンを売りにしているお店です。これも創意工夫された料理で、とても美味しくいただきました。

⑤ 真イカの肝焼き612_5  相良で揚った新鮮なイカとその肝を焼き、肝は溶いて調味料で味を整え、この肝ソースをイカに付けていただく料理です。小生はこの料理が大好きで、メニューにあれば必ず頼みます。

⑥ 漬物盛り合わせ

612_7  ここで一旦、端休め。漬物も美しく、美味しいんですよ。

⑦ 黒ムツの煮付け

612_8  脂があるのにしつこくなく、これも大変おいしくいただきました。

 今日は、夜に備えて、昼間歩きすぎたせいか、お酒のまわりが早く、酔いすぎてしまいました。ごめんなさい。

 どの料理も、手抜きなしで本当に楽しめました。来月が待ちどおしいです。

 藤枝市駅前1-7-21 ダイユービル1F ℡054-646-9380 基本的に日曜日、第2月曜お休みです。

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宮崎 駿

 小生、ワインや美味しいものも、ガラスも、イラストレーションや絵画も大好きですが、漫画やアニメも大好きなんです。要は、子供の頃から好きなものが変わっていないんですね。もちろん、子供の頃から飲んでいた訳ではありませんが、子供の頃から父親の日本酒を近所に買いに行くのは小生の役割でしたし、成人してからは、仕事を終わって家に帰ると母親にかならずビールを勧められ、断ると「体調が悪いのか」と心配されるような家に育ちましたから、アルコールが好きにならない訳がないわけです。

 漫画・アニメは世の親からは良く思われていませんし、確かに眉をひそめたくなるレベルのものの方が多いでしょう。でも、とても素晴らしい漫画・アニメも現実に存在しており、子供が見ても楽しめ、大人が見ても十分鑑賞に堪えるものもあり、りっぱな日本の文化であると信じています。

 今回購入したワインセラーのため、部屋を掃除してたら、こんな作品がでてきました。

Photo  ちょっと反射してしまい、見にくくいて申し訳ありません。宮崎駿監督の子トトロを描いた色紙です。やっぱり日本のアニメの屋台骨は、スタジオ・ジブリでしょう。ヤフー・オークションでは、かならず出品されていますが、一目でフェイクとわかる悪質なモノも多く、注意が必要です。ちなみにこの作品はこの業界最大手「まんだらけ」の保証書つきですから、多分大丈夫でしょう。これも小生の大事な宝物です。

 これからも。お宝、お勧めの漫画等を紹介していきます!

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