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バカラ エルベフ

小生、大のワイン好きですが、負けずおとらず好きなのが、ガラスです。ガレやドーム、ラリック等アール・ヌーボー、アール・デコ時代のものが最も好みですが、良い物はお値段的に収集の範囲をはるかに超えてしまい、とても買えません。手ごろに集められて、かつ心に響くものしてと、今、購入しているのは主にアンティーク・グラスです。本日はヤフー・オークションで落札したこんなグラスが届きました。

173cm バカラ エルベフ(Elbeuf)

 ロシア帝国最後の皇帝ニコライⅡ世の発注品といわれ、ある文献では1920年の発表となっていました。実はこのエルベフですが、現在でも東京の直営店で販売されています。居酒屋チェーン店で飲み放題セットで20人の宴会を開くことが出来るくらいの金額です。(このグラスはそんなにしませんでしたが)

 今回の品のミソは、現代のバカラ製品についているはずのマークがない、ということです。(1990年以降のものならマークとネームの両方がある)バカラのグラス類は1862年から1936年位まで、グラス自体にマークは記されず、紙のシールが貼られていたらしいのです。ということは、このグラスは、1920年から1936年の間に作られた品ということになります。ガラス素材の工業製品的な質(透明性、均一性等)からすれば現代のものの方がはるかに上かもしれません。(アンティーク品には気泡があっても当たり前)しかし、職人の技、カットの鋭さ、質感、味わいといったものは、はるかに古いものの方が素晴らしいと考えております。

 先ほど検品しましたが、どこにも傷はみあたらず本当によい状態でした。このグラスが入手できて本当に幸せです。ちなみに今回の品は高さ17.2cmですが、過去には20cmを超えるものから11cmちょっとのリキュールグラスまで、6~7種類ほど作成されていた時期もあるようで、小生も計10個ほど購入することができました。特にリキュールはサイズが小さいだけで、同じカットが施されており、それはそれは素晴らしいです。また、購入には至っておりませんが、このエルベフのデキャンタはすさまじく、このシリーズはまさに美術工芸品といえるでしょう。

 小生の夢は、もっとたくさん集めて、このグラスで大好きな「マティーニ」や「ギムレット」を飲むことです。ガラスの宿命は、使用する=いつか壊れる=消耗品ということです。小心者の小生はたくさんないと怖くて使えません。ヤフー・オークションで毎日検索をしていると数年に1品くらいは出品されるので、これからも集め続けるつもりです。

 ちなみにこのグラスの出品者様はブラジル在住で、10日間ほどで商品が到着しました。30×20×20cm程度の発砲スチロールの箱に入れられておりましたが、送料は2500円でした。地球の裏側からこの値段で送ってもらえることは本当に「安い」と言えるのではないでしょうか。

 おまけですが、このグラスはロシア皇帝用にデザインされたこともあってか、貴族や王族にも愛されていたようで、特注品も存在します。その一点も運良くフランスからの出品者様から落札をすることが出来ましたので、写真を載せます。ある骨董品屋さんは「マハラジャグラス」と呼んでいますが、紋章が彫られ、口取り部分とフット部分とともに金彩が施され、更に一段と気品高い逸品に仕上がっています。どこか販売している骨董品屋さんの情報があれば教えてください。GETします!

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